たった一人の読者は、担任の先生。
小6くらいから漫画を描き始め、小説を書くことにも興味を持ったのは、中学一年くらいの頃だった。
あの頃はパソコンはあったものの、一般家庭に出回るような代物ではなく。チラシの裏とか余ったノートの漫画を描いていた私のような人間が、小説を書けるとは思っていなかった。
もちろん小説よりも漫画のほうが下、というわけではなく、小説=原稿用紙に書くというイメージが強かったので、そのイメージで勝手にハードルが上がっていただけなのだが……。
漫画を描くことも本当に趣味だったので、ただ漠然と