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草花と、私。 Vol.6「3年ぶりに」

3年ぶりの対面レッスン。

先週の土曜日と日曜日に東京千駄木でリースのレッスンと草花のお話し会「Kuriki Mikiko Flower Talk ​〜季節の草花を愉しむ会〜」を行いました。

「季節の草花との対話」を大切にする、草花の触れ合いと語りの場として、1日目は、リースを紡ぐ会の初心者向けの会、経験者向けの会、季節のかわきばな®︎を語る会の3部構成、
2日目は、リースを紡ぐ会の初心者向けの会、経験者向けの会の2部構成で行いました。

コロナ禍で会えなかった皆さんと3年ぶりのレッスンでした。
初めて会った方も、久しぶりに会えた方も、直接お話しできて、レッスンさせて頂いて本当に嬉しかったです。

通信レッスンを受講してくださり、遠くから来てくださった方も多く、改めて心から感謝申し上げます。

コロナ禍の3年間は、あらゆる手段でレッスンを続けることを目的に一緒に仕事をしてくれているスタッフの協力の元頑張ってきたつもりですが、やはり直接お話しさせて頂く事は想いが伝わります。

まだ、マスクをしているので表情は全て見れなくても、皆さんの笑顔、直向きに手を動かされる姿。幸せな気持ちでいっぱいでした。

来年で花屋を始めてから20年を迎えます。
42歳で始めた私も62歳になるわけです。

振り返ると様々なことがありました。
良いことばかりではなく、脳梗塞になったり、事故に遭ったり。
それでも草花の仕事を続けてきたのは、もちろん生きていく為でもありましたが、何より励みになったのは草花の健気な美しさと、お客様・生徒様の嬉しそうな笑顔でした。

昨年行った生徒さんと一緒の展示会でも、生徒さん同士が笑顔で笑い合い、励まし合い、時には手を取り合って仲良くはしゃいでいるように見える光景はとても幸せで有り難く、全てに感謝したのでした。

草花を通しての出会いが分け隔てなく、利害関係もなく、ただ、ただ草花が好きだというだけの関係。

楚々と野に咲く小さな草花達の美しさに気がついた私達は、空で繋がっている家族のような気がします。

今までの道を振り返り、そして、これからの道を考えて進んで行きたいと思います。

年内でスタッフの退職もあり、通信レッスン体制を終え、また新しい形で草花の魅力と愉しさを伝えていけたらと思っています。

年齢に合ったやり方を、そして自分らしいやり方を考えながら、これからも自分の好きを重ねて行きたいと思います。

久しぶりのレッスンで沢山の方々に支えられて生きているんだと深く感じた時間でした。
皆さん、ありがとうございます。

これからも巡る季節に寄り添って愉しんでいきましょう。
私はこれからも空を見上げて皆さんを想います。

Kuriki Mikiko

リースを紡ぐ会 - 初心者向けの会
リースを紡ぐ会 - 経験者向けの会
入り口の様子
建物のオーナーさんが設置したみかんを食べにきた鳥

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