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自分の責任、自分で彩る人生

卓球をやっている私としては、
今年のパリオリンピックが楽しみで仕方ない。

2020年の東京オリンピックでは、
伊藤美誠さんと水谷準さんの金メダルに湧きましたよね。

1月末は全日本選手権の会場に足を運んで
ゾクゾクする思いで試合を観戦。

過酷な代表選考会、
色んなドラマを目にすることが出来ました。

東京オリンピック後、
長く厳しい代表選考会が続き
故障者があちこちで出て、

本番でピークに持って行かないといけないのに、
選手を消耗させる日本のやり方、どうなってるん?

そのまさにど真ん中に美誠さんはいた。


金メダルの達成感に浸って
一旦空っぽになって
心身リセットする時間が必要だったろう。

それでも長く過密なスケジュールは続く。

そして、ある時から
パリ選考会の途中でコーチが居なくなったの、
どうしたんだろう?と思ってたら…

お母さまのインタビューによると、

「全日本は美誠にとって本当にショックだった。
さまざまな思いを抱えた上で

『勝っても負けても自分の責任でやりたい』
という考えに至った」

と美乃りさん。…中略

伊藤の中学進学から約10年、
二人三脚で偉業を成し遂げた名コンビはタッグを解消した。 

選考会を勝ち抜くためなら別の選択もあったかもしれない。

だが、美乃りさんは、
「人として成長していく過程で無理にパリに出ても意味はない。1人で走り、納得いくまでやってみるほうが魅力的
と背中を押した。

3大会連続の五輪には届かなかったが、後悔はない。

「東京までとは違った美誠がいた。この後の人生が色づいて見える」 

あなたの静岡新聞 運動部・山本一真より引用

幼少期から金メダルまでの間、

親やコーチからの指導のもとで、
レールに乗っかったままできた道。

いまここで、

「自分で決める、責任を持つ人生」

を体験してみたというのは
彼女のこれからの長い人生にとって
とてもいい選択だったのではないかと思うのです。

というのは、

私のお客様の中で、

社会的なステイタスのある仕事をして
十分すぎる収入を得ている方が

「親の決めたレールに乗って医師になりましたが、これまでの人生で『楽しい』『嬉しい』と思ったことがないんです」

「親が喜ぶこと=私が喜ぶことではないんです。自分を満たすために何をすればよいのかわかりません」

というお話を伺って感じたのは

《自分で決めて、やり抜いた成功 / 失敗》
《他者の期待に応える成功 / 失敗》

とでは、
受け取れるものがまるで違う。ということ。

人の幸福度を左右するのは、

自分で決めたことかどうか?
が重要である。

金メダルという大成功を遂げて
周囲からの更なる期待。

それを満たすことが、自分を喜ばすことなのか?

ファンや周囲は期待はするけど、
その先の人生の責任を持ってはくれることはない。

自分が疑問に思ったことに忠実に生きる。
これが自分軸で生きるということ。


お母さまが仰るように、

「人として成長していく過程で無理にパリに出ても意味はない。1人で走り、納得いくまでやってみるほうが魅力的

「東京までとは違った美誠がいた。この後の人生が色づいて見える」 

あなたの静岡新聞 運動部・山本一真より引用


自分で考えて、
体験してみて分かること。

周囲が先回りして用意した
成功への最短ルートをひたすら走るだけでは
見えてこないものがある。

【自分の人生を彩る】

自分で決めて、責任を持った時に
楽しいこと、苦しいこと

様々な感情を持つことで
さらに彩りが増してくるだろう。


これからの美誠さんがどう彩られていくのか?
とても楽しみです^^


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