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リビング・イン・ニア・トーキョー

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2020年4月から、東京近郊に引っ越して生きていく日々の記録です。
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#東京

リビング・イン・ニア・トーキョー #14

リビング・イン・ニア・トーキョー #14

 本業が楽しい。
 ...楽しい!?こんなことがあるんだろうか、と、毎日毎日異次元空間に来たような気持ちで仕事をしている。仕事なんて基本楽しいものではなく、まあせいぜい、楽しい日と楽しくない日が交互に来るのが関の山のはずだったんだけど。毎日楽しい。

 なぜこんなに楽しいのだろうか。それはひとえに、自分のアイデアを評価してくれる、認めてくれる環境があるからということに尽きるのだと思う。
 以前「I

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リビング・イン・ニア・トーキョー #11

リビング・イン・ニア・トーキョー #11

 雨が降っている。
 窓を開けると、ささやかな「しとしと」音。しかし、ささやかに聞こえるくらいの降り方のときが、いちばん濡れることを僕は知っている。

 心は、停滞感を覚えていた。
 とってもわかりやすく言い換えると、「だるい」。そわそわ感があって、何かをしたいのだけれど、何をしたいのかがいまいち浮かばない。あれもこれも、なんだか気乗りしない。とにかく、時間が過ぎてほしい。月曜日になれば、仕事に没

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リビング・イン・ニア・トーキョー #10

リビング・イン・ニア・トーキョー #10

 ニア・トーキョー暮らしも、だんだんと板についてきたことを感じる。今日、10時30分に目覚めてから、12時までほとんど何もしなかったのが何よりの証拠である。唯一したことと言えば、寝床から少し離れたところにあるスマホを取りに行ったことぐらい。そしてまた寝床に戻って、ぼくは12時を迎える。よっこいせと布団を出て、畳み、顔を洗って、掃除機をかけ、洗濯を回す。そうしているうちに、あっという間に13時になっ

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リビング・イン・ニア・トーキョー #9

リビング・イン・ニア・トーキョー #9

音楽を聴きながらお楽しみください。

 チベタンダンス。曲名の割に、なぜだか都会のど真ん中で聴いてみてもしっくりくる。きっとヒマラヤの奥でもしっくりくるのだろう。

 以前に比べて、街の中、駅前には格段に人が増えていることを感じる。これでも本当の賑わいは戻ってきていないというのだから、この街の底知れなさを感じさせられる。それでも、ちょっとした小道に入ると、人の気配はすっかり無くなってしまった。

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リビング・イン・ニア・トーキョー #1

リビング・イン・ニア・トーキョー #1

音を再生しながらお楽しみください。

 駅ごとにバラバラの発車メロディは、つなげると1つの曲になるらしい。

 片手間に見たWikipediaで知った、こじゃれた仕掛け。それが、通勤に疲れる人たちに少しでも和みの瞬間を、という運営会社の粋な計らいなのか(疲れている時にそういった細かいことはなぜか気分転換のきっかけになる)、はたまた単なる自己満足なのかは分からないが、少なくとも自分だけは術中にハマっ

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