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ヒトを笑顔にするもの...勝手に3選
「まぁ、なんて可愛いの〜」ハートマークが飛ぶような甲高い女性の声が
車の窓全開で走らせていた私の耳に入ってきた。私、可愛いですか?
照れるなあ〜。いや、賞賛は後部窓から顔を突き出した大型犬にだった。
私はとっさに「ありがとう」と大声でお礼を言った。
隣の車の女性は終始、犬をチラ見しながら笑顔だった。
私も突然のお褒めの言葉に頬が緩みっぱなしで運転し続けた。
***
ペットと共に見知らぬ人同士を笑顔にしてくれるのは赤ちゃんです。
このご時世やすやすと他所様の赤ちゃんに声をかけたり、あやしたりできなく
なったけど、それでもソーシャルディスタンスをとり赤ちゃんを遠目に
眺めているだけで目尻がダダ下がりする。
赤ちゃんよ、この世に生まれてきてくれてありがとう。
***
ペットも赤ちゃんも万人が万人、関われる環境にはない。
そんな時「ぬいぐるみ」がお勧めです。
子供の通っていた小中学校では毎年9月に必ずペット・ブレシング
(Pet Blessing) がありました。
家庭からペットを連れて登校し、校庭にワラワラと集まったペットと飼い主&生徒
は神父様からお祈りをしてもらいます。
集まったペットは兎、モルモット、トカゲ、犬、猫、その他、盛りだくさん。
そしてペットを飼っていない生徒は、ぬいぐるみを連れてきていたので
頭の固い私には「おぉ、その手があったか!!」と目から鱗でした。
神父様もぬいぐるみを抱えた子に「この子(ぬいぐるみ)の名前は?」と聞き
ちゃんと「OOに祝福を〜」とお祈りしてあげてて微笑ましかったです。
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2020年秋、日本に住む母が胆管炎で緊急入院した際、面会が厳しく制限
されていたので母の孤独を心配しました。
実家に駆けつけた姉に「家にある小さなぬいぐるみを病室に届けてほしい」
と頼みました。
片手ですっぽり握れるサイズのぬいぐるみは母がヨシヨシと撫で、また病室を
お掃除してくれる清掃員の方や看護婦さんとの会話の糸口にもなったと
後のち聞き、ぬいぐるみがあって良かったと思いました。
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紐付きの小さなぬいぐるみ、カバンにつけたりしますよね。
「わぁ、可愛い〜♡」と道端で真っ赤な他人は公言しづらいけれど
貴方がつけたぬいぐるみ、きっと見知らぬ誰かを笑顔にしていると思います。
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