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寝坊したけど最高の日にすると決めた、完璧主義な私の1日

今朝、私は寝坊した。予定より30分前に起きたので、あと30分だけ寝ようとしたら、1時間半も寝ていた。朝一で予定を入れていたのにもかかわらず、昨晩決めた出発時間が過ぎようとしている。

困ったな……。今日は夜明け前から京都巡りをしようと思っていたのに。日中に行くと激混み必至だから、朝早くに行くつもりだったのに。


実は昨日も寝坊していたのだ。だから今日も早起きをするつもりだった。あぁ、30分の睡眠を取ろうと判断した私が憎い。

とはいえ、まだ夜は明けていない。昨日はすっかり夜が明けてしまっていた。昨日よりは早く起きられたんだ。今から準備しても、そこまで混んではいないはずだと信じたい……!


私は一縷の望みを賭けることにした。急いで支度をして、家を出た。7時45分、目的地に到着した。

淀水路の河津桜

これは、本当に早朝の景色なのか……!?信じられなかった。そこには大勢の人がこぞって撮影をしていた。やはり夜明け前に行った方が良かった。いや、夜明け前でも、撮影しに来る人が多そうな気がしてならない。


桜は今まさに見頃を迎えていた。大勢の中に溶け込みながら、私もひたすら撮影に勤しんだ。今日は曇りだと聞いていたが、見事な晴天だった。最高だ。寝坊したけど来てよかった。


濃いピンクと青空と住宅街と桜の映る水路


撮影中、Twitterの更新通知が来た。私には、日々のツイートを楽しみにしている人がいる。その人のおはようツイートだった。いつもはツイートを見て満足するだけなのだが、今日は返信したい気分になったので、返信した。

すると、相手から返信が来た。嬉しい……!喜びの極み。すなわち最高。最高に最高が掛け合わさった、まさしく最高の状態だ。今日は最高の日になること、間違いなし。いや、最高の日にする!!そう私は決意したのだった――。



「最高の日にする」と決めたからには、最高な日になるように過ごすことにした(文章にしたらあまりよく分からないな……)。

まずはとにかく撮影を楽しんだ。自分が綺麗だと思う景色を見つけて、それを上手く収めるようにして撮った。フォトスポットが混雑していて撮れなくても、美しい写真を撮ることができるのだ。

日常風景と桜の融合


必死で撮ったメジロ。逆光だったので加工した。


植物とショベルカーという、相容れないもの同士のツーショット(?)


桜を撮るには、背景も綺麗でないといけないのか。そんなわけはなく、撮ってみたら意外とハマるものもある。逆光で写りが悪くても、後から画像加工すれば問題ない。

最近の加工技術はすごい。無人の状態で撮れなくて人が写りこんでしまっても、その人を消すことができる(「消すことができる」って、物騒な表現だな……)。無人状態で撮りたいのに、人1人や虫などが写真に入り込んでしまった場合に使える、便利機能である。


2時間ほど淀水路で撮影を楽しんでから、次の目的地へ向かうことにした。少し早いが、その道中でお昼ご飯を食べよう。次の場所に着いた途端に空腹になりそうな気がしたからだ。
 
昼食を取りながら、私のnoteに来たコメントに返信していた。返信を入力していると、新たなnoteのネタが思い浮かんだ。内省が捗る。


次の目的地まで歩いていると、身近な景色も綺麗だと思えた。「最高の日にする」と決めたから感性がいつも以上に働くのか、それとも春の陽気のせいなのか……。

扇模様の橋。京都みたい。


植え込みのモクレン

どちらにしても、些細な発見が目に留まりやすくなった。街中スナップ散歩がしたい。


謎アングルで撮影:一条戻橋と河津桜

次の目的地である一条戻橋もかなりの人がいて、撮影するのに苦しんだ。上の画像は、一条戻橋と河津桜を真下から撮ったのだが、青とピンクが映えて意外と良い感じになった。「戻橋」と書かれているプレートにも、桜が映り込んでいて綺麗。



初めて来た、堀川

私は堀川に来たことがなかった。堀川通りは何度も通っているのに、「堀川」という川の存在を知らなかった。堀川に架かっている橋も色んな形があり、堀川沿いを散歩したくなった。


その後、近くの晴明神社にも寄った。見終わったら12時半だった。近くには白峯神社という、行ったことのない神社があって少し気になる。

いや、今日の京都巡りはお昼までと決めていた。昨日は1日中梅を見に歩いていたので、今日は早めに切り上げて、家でできることをしたかったのだ。

最高の日にすると決めたんだ。1日中歩き倒して、また家ですることができなかったと後悔したくない。一通り見たい場所も見れて満足したので、私は京都巡りを切り上げることにした。



帰宅してからは、昨晩から溜まっている食器洗いと、長らくできていなかったトイレ掃除をした。スッキリした。他にも家にいる間にできることを全部済ましてしまいたい。

いや、やれることをとにかく詰め込みまくるのはやめておこう。今日は休日だ。休日だからこそできる、TVを観るなどの時間のかかる予定を達成したい。それと、あまり根詰めないようにしたい。ただでさえ平日は疲れているので、休日にリラックスをしないと更に疲れてしまう。


16時にお腹が空いたので、だいぶ早めの夕食を取った。その後、このnoteともう1つ別のnoteを同時並行で書いている。思いついた時にパッと書き始めたい。

noteに浮かんだ気持ちや文章をひたすら打ち込むと、スッキリした。2時間ぐらい書いたところで、風呂に入ることにした。TVを観るという、長時間予定を休み中にしておきたい。なぜなら最高な1日にするからだ。


風呂上がり、見そびれていたR-1グランプリを見ながら、今日行った場所のTwitter投稿をする。R-1、かなり笑った。どのネタも面白い。昨年のM-1の時は、ネタが私に合う・合わないの差が激しかった。

京都巡りTwitterも無事に投稿できた。

私の京都写真ツイートが、華やかなピンクに染まっていく。良い季節が来たものだ。


22時半。私は寝る支度を済ませ、このnoteを完成に近付けている。今日中に投稿するつもりだ。noteは制限時間を決めておくとダラダラしにくくなって、書き進めやすくなる。



私は完璧主義だ。当然ながら人生は完璧にはならないことの方が多い。イレギュラーなこともしばしば起こる。

今回、最高な日を実践して分かった。完璧な1日でなく、「最高な日」を目指すようにすると、自然に自分が最高だと思う選択をすることができる。


具体的には「どのように動けば最高な日を過ごせるか」と考えた上での行動ができるようになる。今日の出来事でいえば、以下の通りである。

・混雑してても、色んな角度から撮影を楽しむ
・次の目的地に行く前に、昼食を取る
・次の予定と体を休めることをを考えて、京都巡りを切り上げる
・長らくできてなかったトイレ掃除をする
・休日のまとまった時間を使って、2時間のTVを観る
・休日のまとまった時間を使って、noteを2本書き進める
・最高な気分で過ごすために、予定を詰め込んでキャパオーバーにならないようにする

完璧でなくてもいい。全てこなさなくてもいい。自分にとって最高な選択をする、という感じだ。 

毎日が最高の日でなくていいとも私は思っている。「この日は最高にしよう!」と決めたら、その日だけは最高な過ごし方をするように動く。

毎日最高にしようとして動くと、上手くいかなかった時、完璧主義の私は「ダメだった」と思ってしまうかもしれない。失敗を挽回すべく、根詰めた予定を立ててさらに苦しむことになるだろう。

また、自分の思い通りに動ける休日だからこそできた。これが平日なら、ミスをして注意を受けると「最高じゃないな……」と、完璧主義な私は思ってしまうかもしれない。「新たな伸びしろ発見!」という風に捉え方を変えられると良いのだが、難しい場合だってある。

私は最高な日を過ごせた。「最高な日にする」と宣言して、無事に達成した。成功体験を手に入れた。これからも最高な日を送ることができるよう、長期的なスケジュールを立てていきたい。



そして、何よりすごいのは、私は寝坊したのにもかかわらず、動くことができている。しかもこれは、「最高の日にする」と決める前にそう思えた。どうして全てを諦めず動くことができたかというと、以前に書いたnoteがあるからだ。

私は寝坊する度に、このnoteの存在を思い出すようになっていた。「またあのような自堕落を極めた1日を過ごすのか?」と、起き抜けの自分に常に問いかけていた。酷い1日をnoteに書き残したことによって、その日の記憶が定着するようになった。


先月にスケジュール管理の徹底を始めたこともあって、1日を無駄にするのに抵抗があった。自分で「今日はだらけよう」と決めていたらそれでいいのだが、不本意にだらけてしまったら後悔しか残らない。


noteを書いていて良かった。自分の綺麗な記録だけを残すのも悪くないが、自分の負の側面をしっかり残すのも大事だ。そこから学びを得ることもできる。これからもnoteを書いて、どんどん過去から学んでいこう。

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