見出し画像

京都巡り#24 善峯寺と藤森神社へ紫陽花巡り

アオイです。6月12日、紫陽花を見に行きました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🗻


善峯寺

今日はずっと気になっていた西京区の善峯寺に行こうと思う。ここは紫陽花以外にも紅葉や桜でも有名で、植物が多い場所らしい。

向日町駅に着いてバス停を見つけたら、登山客らしきご老人達がいっぱい並んでいた。こんなにも多いのか……。皆善峯寺へ行くのだろうか。

次のバス停の東向日駅で大量の人が乗ってきて、バスは超満員でパンパンになった。皆善峯寺に……!?

激混みバスに揺られ、昨日の京都巡りnoteを書きながら車窓をふと見ると、景色がだんだんのどかになってきていた。どんどん山道に入っていく。道もくねくねしてきた。ワクワクする。


バスは到着したが、ここから急勾配の坂を登っていくことになる。常に足が斜めになっていた。登山は好きだが足腰に自信のない私は、手すりを強く握りしめて登っていくことにする。


こんなに山深いところだったのか。それにしても青もみじがきらきらと輝いている。道は過酷だが、景色はさわやかである。


善峯寺は西山三山の1つらしい。楊谷寺には数年前に行ったことがある。楊谷寺は長岡京市にあり、こちらも山深い場所だった。私が行った当時は、バスが期間限定でしか走っておらず、しかもイベントの日でバスも道も激混みだったそうだ。「だったそうだ」というのは、タクシーの運転手がそう言っていたからである。当時の私は友人と割り勘してタクシーに乗って、楊谷寺へ向かったのだ。平日狙って行ったのだが、それでも混雑していた。

柳谷観音 楊谷寺
こちらも紫陽花の名所である。


ようやく善峯寺にたどり着いた。あの急坂、雨の日に
うっかり滑落してそのまま谷底に落ちそうな気がして怖い。晴れの日でも杖が欲しいくらいだ。それか誰かと一緒に来て、相手を支えにしながら歩きたい(介護されているみたい……)。

私は今、圧倒的山の中にいる。標高はどのくらいなのだろう。本堂のある場所の標高は約300mだそうだ。参考として、他の寺院の標高も調べた。比叡山は約850m、鞍馬寺は約580mで、清水寺は約240mだそうだ。なるほど。


この日の紫陽花は七分咲きだそうだ。京都市内を一望できそうなぐらい、高い位置にいることがよく分かる写真である。こんな高い場所かつ、京都市内が見える場所で紫陽花を撮ったのは初めてだ。


ここのサツキはまだ見頃のようだ。岩肌に咲くワイルドなサツキもあった。

「すごいけしき。あそこにもきれいなはながいっぱい!」
近くにいた子供の感想である。よく分かっている子供じゃないか……。

善峯寺は意外と広い。あじさい苑もかなり広い。善峯寺は1周あたり30~40分らしいのだが、見所が多いのと山の中でアップダウンがあるから、所要時間は1時間を超えると思っておいた方がよい。バスで来るなら、境内に入る前に帰りのバスの時間もチェックすると尚よし。


「自分以外の幸せを願いましょう」

私は自分が第一優先の人間である。その私か他人の幸せを願う……?いや、実は私にも大切にしたい人達がいるのである。賽銭を入れて、その人達の幸せを願った。
私が願わずとも、その人達なら自分の力で幸せになれると思う。何なら存在しているだけで私は幸せなんだ。ということは、「自分の幸せ」になってしまう……?とにかく、大切な人の幸せは私の幸せでもある、ということである。

紫陽花が鉢に綺麗に飾り付けられている。写真を片っ端から撮った。この紫陽花をSNSのアイコンにしたいくらいだ。

景色が良すぎる。紫陽花も美しい。
先程の「自分以外の幸せを願いましょう」の地蔵が置かれている所は、写真1枚目の崖っぷちの舞台みたいな場所である。このような場所のことを「懸造り(かけづくり)」という。清水の舞台もそうである。勉強になった。

ポートレート撮影している人達もいた。若い華奢な女性モデル(清楚なワンピースを着ている)と、歳が少なくとも40を超えていると思われる男性カメラマンの組み合わせだ。ポートレートの現場を見かけると、この組み合わせが圧倒的に多い。何でなんだろう。清楚な女の子をモデルに撮影すると爽やかに見えるから?確かに女の子を撮るのは楽しそうだ。そういえばゴリゴリマッチョ男性がモデルのポートレートは見たことないな。背景そっちのけで筋肉に目が行くからなのか。

青もみじ。秋になれば赤く色づいて綺麗なんだろう、と青もみじを見る度に書いている気がする。

京都タワーを発見した。ここからでも見えるのか。ちなみに京都タワーの高さは131mである。東京タワーが333m、スカイツリーは634mで、それらと比べるととても低い。でも京都市内の建物の中では1番高いそうだ。

今日は昨日と打って変わってカラッとした暑さで、風が強い。吹き抜けていく。木々のざわめきが癒しだ。

山派か海派かと聞かれたら、今の私なら山派と答えるだろう。でも海も好きだ。とはいえ近くに無いからあまり行く機会がない。いつか京北の方へも旅に行きたい。


鯉ではないが、何らかの魚がいた。足で音を出して魚を寄せようとしている人がいた。なぜそんなに魚を寄せたいのだろう。


善峯寺には2時間近くいた。境内は広く充実しており、楽しかった。帰り道も滑らないように気をつけて、急坂を下っていった。


藤森神社

藤森神社に行きたい。駅などで見かけた藤森神社の紫陽花のポスターを見て、そう思った。

私にとって藤森神社は、思い出深い場所である。新卒で就職できなかった私は、大学卒業後ようやく採用されたアルバイトの初任給を握りしめて、藤森神社の紫陽花を見に行ったのだ。何で藤森神社に行くことにしたのか、それは電車にポスターが貼っていたからである。

電車にポスターがなければ、私は紫陽花をここまで好きにはなっていなかっただろう。藤森神社は私が紫陽花好きになったきっかけの場所の一つで、重要な場所でもあるのだ。

藤森駅から細い道を歩き続けて、藤森神社に到着した。午後の時間帯というのもあり、かなり混雑していた。

どういうわけか大勢のコスプレイヤーが撮影していた。そしてその格好のままかき氷を食べている人たちもいた。オフショットとして、その様子も写真に収めたら面白そう。

花手水。大量の人が写真を撮る。苦戦して私も撮った。紫陽花が水に浮かんでいるのを見ると、大阪にある久安寺を思い出される。

大阪・池田市の久安寺

実はここにも行きたかった。行くなら来年かなぁ。京都はもちろん好きだが、大阪や神戸にも行きたい欲求もある。行きたい所が多すぎて困る。

さて、紫陽花苑に入ろう。

紫陽花は申し分ない。色も品種も多く楽しめる。しかし、人が、多い!!ここの紫陽花苑は人一人分の狭いくねくねした道を通っていくタイプのものなので、前の人が撮影などで動かなくなると、後ろにいるこちらも動けなくなってしまう。自分のペースで見るのは難しいということだ。

コスプレイヤーが多いが、カップルも多い。混雑した場所に行くと、カップルばっかり目に入って勝手に嫉妬して苦しんでる。しかしこんなにカップルのことばかり書いてていいのか。

この苦しみと向き合うために別のnoteも執筆中なのである。いつかこの京都巡りを読み返した時、「こんなことに悩んでいたのか」と笑いながら言えるようになりたいものだ。


第二紫陽花苑にも来た。ここではコスプレ撮影も行われていた。コスプレイヤー同士で撮影したり、プロと思しきカメラマンに頼んだりしている。善峯寺で見たポートレートとはまた違う。カメラマンとモデルの関係、私はただ見ているだけだが、深いものを感じさせられる。


混雑していることもあり、早く見終わった。今回のnoteをその場で立ちながら少し書いて、今から銭湯へ向かう。登山の疲れと汗を流し、サウナで更に汗を流す。楽しみだ。

銭湯へ向かう途中、ついでに琵琶湖疏水も見ることにした。藤森神社に面する車通りの多い道を横断して少し歩くと、疎水にたどり着く。やっぱり川は見てるだけで落ち着く。


まとめ

私は紫陽花が好きだ。藤森神社の所で少し書いたが、紫陽花好きになったきっかけもはっきり覚えている。きっかけの他に、どんな品種や色が好きか、などもこのnoteに書こうかと思ったが、かなり長くなってしまう。紫陽花についてただひたすら語るnoteを作るしかない!?

京都の山の中の紫陽花といえば、記事内でも紹介した柳谷観音 楊谷寺があるが、他には大原の三千院や宇治の三室戸寺も有名である。善峯寺は、そことはまた違う魅力がある。どこの紫陽花も、見るところによって色や種類が全然違う。なのでどこへ行っても楽しい。本当に良い季節だ。



京都巡りツイートのモーメントです。noteより早く、最新の情報を知ることができます。noteに書くほどでもない、街中でふと見かけたものも入っています。是非ご覧いただけますと幸いです⛩️


この記事が参加している募集

雨の日をたのしく

この街がすき

サポートは京都で生きる私の血となり肉となります🍚🍖📖🖊