京都巡り#15 鴨川の桜と雲龍院の花の間
アオイです。3月から4月にかけて、鴨川へ桜を見に行きました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🌇
3月30日の鴨川(三条・五条大橋)
南禅寺界隈から帰る時に、ついでに鴨川を見て帰ることにしたのだった。三条京阪駅で降りて、三条大橋からの景色を見てみる。
桜が咲いていた。とはいえ一面に桜が咲き誇っているわけでもなかった。桜の隙間から見える三条大橋が綺麗だ。
五条大橋沿いの桜が見頃近いとの情報を手に入れたので、行ってみることにする。
綺麗に咲いていた。品種も多い。雪柳もあり、春らしさを感じられる。桜咲く鴨川沿いの道を散歩したい。歩けるところまで永遠に。
春色の洪水みたいな写真が撮れた。
五条大橋の鴨川から、京都タワーを見ることができる。上手く桜と組み合わせて撮りたい。撮るのはなかなか難しかった。
3月30日、平日の朝だったが、インクラインから鴨川2ヶ所を回ることができた。こんなに回っているのに出勤にも間に合った。京都に住んでて良かった。
4月1日の鴨川(四条大橋)
京都の王道スポットである祇園の桜を見て回ってから、四条大橋にたどり着いた。
見頃は近そうだ。
半木の道のように鴨川沿いに桜並木が一面にあるイメージだったのだが、四条や三条では別にそうでもないのだろうか。
鴨川も好きだが、あの奥に見える山々も好きだ。周りの景色含めて鴨川という感じである。場所によって見せる顔も違う。
撮りながら歩いていたら、赤白ピンクの花が同じ場所から咲いている謎の木を見つけた。何なんだあれは。
梅……?
四条大橋、まだまだ楽しめそうだ。見頃の時に行けたらいいのだが、どうなんだろう。
4月4日の鴨川(九条)
今日は雲龍院の花の間を見に来た。ちょうどライトアップもしている時だったので、花の間と同時に楽しめる。ラッキーだ。雲龍院に行く前に、近くの鴨川の様子が見たい。
東福寺駅から歩いて数分のところに橋がある。ここから鴨川が見える。バスに乗っている時に通りがかり、偶然気付いた。バスに乗らない限り気付かなかっただろう。偶然の発見を大事にしたい。
車通りの多い橋だ。車がビュンビュン通っていく。歩道も広くない。本当に渡ってもいいのかと思いながら渡っていた。
京都タワーが見えてくる。そして桜も。それにしても夕焼けが綺麗だ。偶然天気も良かった。
桜並木と京都タワーと鴨川と夕焼け。組み合わせとしては最高だ。圧巻である。この写真が気に入りすぎて、Twitterのヘッダーに設定した。今年の桜のベストショットになりそうだ。
本当はあの桜並木の下を歩きたい。しかし私には行くべき場所がある。来年は橋から下りて鴨川沿いを歩こう。
雲龍院の「花の間」
鴨川を堪能したところで、雲龍院へ向かう。Googleマップに従い東福寺方面へ歩き、高校沿いの長い坂を登る。
道中の夕闇に染まっていく空も綺麗だ。
ブルーモーメントと桜。ピンクが映える。
坂を登って到着したわけだが、この階段、電気が無いのである。怖すぎた。この頃にはもう周りはほぼ闇……。スマホのライトで足元を照らしながら階段を上がった。
階段を登り切ったら皇族の墓地がある。しかしほぼ闇で何も見えない。少し歩いたら明かりがあった。
明かりを見て安堵する。人は明かり無しでは生きていけない。人間が夜でも活動できるのは明かりがあってこそだ、と当然のことを今更認識して感謝した。
そして帰り道、あの明かりのない階段を下らねばならないということに気付き、来たそばからヒヤヒヤしてきたのだった。
ようやく雲龍院に着いた。登った甲斐のある景色である。入る前からそう思った。
月が綺麗ですね(文字通りの意味)。
雲龍院といえば蓮華の間。椿・灯籠・紅葉・松が各障子から見られる。
庭園のライトアップも美しい。平日夜でほとんど人はおらず、山の中で静かで落ち着く。
緑に輝く松の木。
やたら長い。入る前から見えていて気になっていた。杉の木らしい。今は避雷針が付いている。
ようやく花の間にたどり着いた。元々は悟りの間だ。
私一人だけだったので、思う存分撮影していた。丸い窓は悟りの窓である。
あらゆる角度から撮っていた。平日に来て良かった。
静かで風のさざめきのみが聞こえる。春の夜風が吹き抜けて心地よい。ずっとここにいたい。帰り道が真っ暗で怖すぎるという理由もある。
雲龍院、良かった。来るのは大変だが、その分の価値はある。さて、帰るならあの暗闇階段を降りねばならない。
夜空も美しい。オリオン座も見えた。
ここに完全なる闇の画像があるが、帰り道である。加工して明るくしようとしても闇は闇のままだった。怖すぎる。どうしたものか……。
帰り道とは反対方向が何か光っている。明かりのある場所へ……。
車道だろうか。歩行者が通ってもいいのだろうか。時々車が通った。その度に安心した。さっきの涼やかな春風も落ち着ける静寂も、一人山道の中にいると不安要素にしかならない。
帰り道は泉涌寺通を通ってきたようだ。むしろこちらの道の方が正規ルートっぽい。何でGoogleマップは闇の道を案内したのか。実は雲龍院には一度行ったことがあって、その時も高校沿いの長い坂道を登ったのだった。
市街地が見えてもっと安心した。山で遭難した気分だった。ヒヤヒヤ体験だった。
4月9日の賀茂川(半木の道)
京都府立植物園の桜を見に来たついでに、寄ることにした。半木の道、ずっと気になっていたがなかなか行けず、今年ようやく行くことができた。
北大路橋から見た賀茂川。桜並木があってワクワクする。今日はイベントをしているのか、賑わっていた。吹奏楽の演奏も聴こえてきた。一度でいいから野球部の応援のように、私の応援もしてほしい。勝負の日に応援されると頑張れそうだ。
桜が降り注いでいる。
天気も良く、桜も綺麗だ。そして植物園に入った。植物園の桜ももちろん良かった(今後の投稿をお楽しみに)。
植物園を見終わった後、北山方面からもう一度桜を見ることにした。
むちゃくちゃ綺麗。こんなに桜と合う景色があるか?賀茂川がピンクで彩られている。この景色が1週間少ししか見られないのが惜しいところである。
4月10日の鴨川(先斗町)
この頃になると京都の桜は散り始めていて、見頃が終わっている場所もあったと思う。そういえば三条や四条の桜はどうなったのだろう。
三条大橋から。桜が少しあるが、そもそもこの辺りは一面桜並木という感じでもなさそうだ。
三条大橋は私が来ないうちに見頃を過ぎていたようだ。
高瀬川。葉桜になりかけている。あの夜見に行った時が満開だったんだろう。
川のほとりに咲く黄色い花。山吹という。京都には山吹の見られるスポットがいくつか存在する。来年は山吹巡りをしても楽しそうだ。
先斗町の中に公園があったと思い出した私は、そこでも桜が見れるのではないかと思い、行ってみることにした。
先斗町の地面はこんな感じだ。鳥の模様がある。この鳥は千鳥である。「千鳥足」の語源の鳥でもある。
先斗町公園に着いた。葉桜になりかけである。ここから鴨川を眺めることができる。
この日は初夏の陽気だった。春なのに暑く感じるぐらいだった。鴨川等間隔日和でもある。
提灯の千鳥が可愛い。先斗町は建物の匂いとお酒の匂いがどことなく漂っていた。先斗町に来る前に仁和寺や龍安寺を暑い中歩き倒してから、バスに揺られて三条まで来たので、少し疲れていた。そんな状態だからか、お酒の匂いにクラクラしそうだった。
四条大橋からの眺め。桜は見えるが散り始めである。満開のタイミングにちょうど来るのは難しい。
まとめ
京都各所の桜巡りと並行して、鴨川(賀茂川)の桜を見てきた。三条や四条は桜並木があるものだと勝手に思っていたが、そうではなかった。賀茂川方面に行くと私の想像していたような、目を見張る景色が見られた。
私は鴨川のことをほとんど知らないと思わされた。これからも季節の鴨川を見ていこうと思う。いつか鴨川沿いを歩き倒したい。
↓今後の投稿スケジュール
実はこのnoteが書き上がる前に、青もみじ巡りに既に行っている。その記事は既に完成している。書き方を変えたので、京都巡りをしてから2~3日で完成できるようになった。感想も新鮮なものとなった。公開をお楽しみに。
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