見出し画像

京都巡り#38 京都で天体観測を楽しむ

アオイです。9月、京都を巡りました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🔭


けいはんな記念公園・観月の夕べ

9月10日。この日は中秋の名月。しかし京都の天気はあまりよろしくない。曇っていて雨が降るか降らないか際どい空模様だった。お月見をしに行くか迷ったが、雨雲レーダーをひたすら見まくった結果、行くことにした。

今回の場所は、精華町にあるけいはんな記念公園。ここでは「観月の夕べ」というイベントが行われる。2日間あり、初日の今日は雨天だと中止になる。雨よ、降らないでくれ……。

けいはんな記念公園へは、祝園駅からバスに乗って行ける。バス停を探して見つけて近づくと、先頭には高校生と思しきカップルが抱き合って写真を撮っていた。近づくのには少し気が引けるが、普通に並んでしまった。

カップルのイチャイチャに水を差したいわけではない。でもここは公共の場所だから……。何で私が気を遣う必要があるんだろう。彼らはその後も抱き合うなどして、仲睦まじくしていた。


着いた。道路がめちゃくちゃ広い。精華町は整った街並みなんだなぁ。「KICK前」って何だ?調べたら、KICKとは「けいはんなオープンイノベーションセンター」のことだそうだ。「Keihanna Open Innovation Center @Kyoto」なので、略称はKICKだ。へぇ〜。


けいはんな記念公園内にある水景園に行く。この日は夜間特別無料開放日だった。ラッキー!


橋がすごい。あの橋は観月橋という。京都の地名にあったな。

音楽会が開催されていて、歌手が月や秋に関する歌を、竪琴を弾きながらしっとり歌っていた。雰囲気が出ていて良い。


川沿いには彼岸花が咲き始めていた。もうそんな季節である。撮りまくっていたら私が池ポチャしそうだったので、足元に気をつけて撮った。

9月から秋の雰囲気が出ていた京都だったが、今日は蒸し暑く夏みたいだった。夜もコオロギなどの秋の虫の鳴き声が聞こえるけれど、空気はまだまだムシムシしている。


水鏡って良いよなぁ。


観月橋に着いた。池が綺麗。夜になっていく空も美しい。まだ、月は見えていない。


観月橋の裏は巨岩群がある。橋へ登る時に、この道を通った。上から見たらなかなか面白い景色だなぁ。


ジメジメ感は無くなってきたが、月が出ないなぁ。



望遠鏡コーナーの近くには小さい子供たちがいっぱいいた。まだ開いていないのだろうか。早く望遠鏡を覗きたいのか、待っている子供たちが騒いでいた。

ジャングルジムのような建造物があった。観月楼というそうだ。

こういう灯り、結構好き……。


観月橋を色んな視点で。京都にこんな巨大建造物があるとはなぁ。

巨岩郡を通り抜けて、再び観月橋へ。夜空は綺麗だが、結局月は見えていない……。

音楽会ラストの曲は、「翼をください」だった。「翼があれば、会いたい人のもとへひとっ飛び!?」……なんて、どこかのラブソングにでも有りそうな文言が思い浮かんだ。仮にひとっ飛んでも、相手が忙しかったら意味ないしなぁ。

今、私の願い事が叶うならば……、「会いたい人と京都で会って話せて、一緒に京都を巡れるような1日」が欲しい。1日だけではなく、2日でも3日でも構わない。京都は1日では巡れないのだから。

……強欲か?そして、えらい具体的だ。私はその日が来るまで、京都巡りを書き続ける。でもその日を迎えたとしても書いていく。結局書く。私のnoteを読んで、京都に行きたいと思ってほしい。そして来てほしい。


月はまだかまだかと探していたら、「いま、南の空に月が出始めました!!」というアナウンスが。見てみたら、まばゆく輝く真ん丸お月様が!!!撮らねば!!!!

スマホもカメラも、月が綺麗に撮れない……。フラッシュもたいて撮ってみたが、変わらない。私はその場で「月 綺麗な撮り方」で検索をかけた。

スマホではなく、カメラのマニュアルのモードで撮ってみた。すると、まだ設定していないのにこんなに綺麗に撮れた。どういうこと?

もしかしたら、前回も同じように月の撮影方法を調べて、設定をそのままにしていたかもしれない。綺麗に月が撮れた時、どこか見覚えがあった。デジャブだった。ちなみに、大きく映っているが、トリミングして大きくさせたのである。

実際は望遠レンズを最大にアップにして、このくらいだった。いやぁ、良かった。マニュアルモードは月撮影専用モードにしておこう(いつもは他のモードで撮っている)。


お月見もできたことなので、帰ろう。それにしても観月橋は、本当に素晴らしい建造物だ。


花山天文台

京都にも天文台がある。花山天文台という。場所は山の中。土日の予約制で、ガイドツアー形式で見学できる。私がそれを知ったのは、昨年の京都市京セラ博物館の展示の時でだった。

写真は以前博物館で撮影可だった、天文台の模型だ。モダン建築の一つで、現役の天文台だ。京都にも天文台があるとは。そうとなれば、行く他はない。


蹴上駅からバスに乗り、うねうねした山道をひたすら登った。そして、着いた。

山道ど真ん中に下ろされている……。ここから10分ほど山道を歩く。

ミンミンゼミとツクツクボウシの声が聞こえる。まだ夏みたいだ。


9月半ばとは思えない暑さであった。

天文台に近づいてきた。「入ってもいいのか?」と思いながら突き進んだ。

天文台に着いた。そして、ガイドツアーが始まった。参加者は、私含め3人ぐらいだった。ツアー中に写真をパシャパシャ撮っても良いものなのかと思ったので、ガイドの方から勧められた時以外に写真は撮ってない。入る前に撮ったものと併せて、見ていこう。


向かって真ん中にある建物が、花山天文台だ。ここで、望遠鏡の説明を聞いた。こちらの望遠鏡には、かの有名なロックバンド、QUEENのブライアン・メイのサインが書かれていた。天文学者でもあるそうだ。


2階から外にも出られて、京都市内を一望できる景色を見た。京都駅方面の景色を見ることが多かったので、山科方面が見えたのが新鮮だった。遠くには、あべのハルカスも見えた。


こちらの建物が、別館である。ドームが開いている。この隙間から太陽を観測しているのだ。黒点の記録を付けていた。太陽フレアがあった時の様子も見せてもらえた。


天文台の前にある小屋みたいな建物は、歴史館だ。花山天文台についての歴史や、時計などの展示がされていた。

少し歩いて、太陽館に着いた。この日は日差しが強く、とにかく暑かった。水を持ってきたら良かった。説明中に飲んでいいのかは分からなかったけれど。

ここでは3Dメガネをかけて、宇宙の構造などを学べるデジタル宇宙シアターを観た。私はこのコーナーが1番良かった。壮大すぎる宇宙の中では、私の存在などあまりにも小さすぎる。「宇宙は限りなく広いなぁ……」という規模の大きい感想が生まれた。


ガイドツアーが終わり、私は再びバスに乗った。そして、三条で昼食を摂った。この後は晴明神社へ行こう。…………と思ってたのだが、あまりの暑さだったので、カフェで涼むことにした。

軽く休憩するだけだったのだが、長居しすぎてしまった。次の予定もあり、晴明神社へ行くのが難しくなってしまった。私は諦めた。次に晴明神社へ行くのはいつになるのだろう……?


おまけ:三条大橋の下で涼む鳥たち。それくらいの暑さだった。



まとめ

けいはんな記念公園、私好みの場所だった。観月橋が本当に良い。周辺の広々とした街並みも、好きだ。学研都市感がある。去年も紅葉の時期に行きたかったが、タイミングが合わなかった。今年こそは。

「観月の夕べ」といえば、京都では嵯峨野の大覚寺が有名だ。船に乗って月を見られるらしい(今年は事前予約で5000円だった)。船に乗らなくても散策して見ることもできる。

でも今年は行かなかった。来年は行くだろう。今年は何度も嵐山に行きまくったので、少し嵐山から離れようと思う。何事も摂取しすぎは良くない。


花山天文台、京都を見渡せてモダン建築も楽しめて、とても良い場所だった。しかし、私にはツアー形式が合わないことが分かった。好きなように歩いて撮影して見学したいのだが、精密機器が集合しているので難しいのだろう。

他人がいるとめちゃくちゃ気を遣ってしまうので、そこに神経をどんどん使ってしまった。やっぱり気軽な一人旅か、仲の良い人と観光するのが私には向いている。


今回のカバー画像にもなっており、note内で度々使用されたこの写真。周りに生えている木は、桜の木だ。春になると桜で綺麗な景色になるそう。気になる方は、春の時期にも是非。



京都巡りツイートのモーメントです。noteより早く、最新の情報を知ることができます。noteに書くほどでもない、街中でふと見かけたものも入っています。是非ご覧いただけますと幸いです⛩️


サポートは京都で生きる私の血となり肉となります🍚🍖📖🖊