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#B-3 適応障害〜回復を加速させる7つのLIFEHACKS

ここでは、私自身が体験した適応障害からの回復プロセスを基に、「適応障害回復を加速させる7つのLIFEHACKS」と題して、具体的なアプローチをお伝えしています。

LIFEHACK 3: 自然の中に身を委ねる

自然の中に身を委ねることは、ストレス軽減や感情の安定に非常に効果的だと考えられています。その理由を3つ紹介します。

1. ストレスホルモンの減少


ある研究によると、森林浴などの自然体験は、ストレスホルモンのレベルを低下させる効果があることが確認されています。

自然の中にいることにより心拍数や血圧が安定し、リラックス状態を促進します。これにより、ストレスから解放されやすくなるようです。

2. 無意識に注意を向ける


自然の中にいると、私たちの脳は気づかないうちに何かに注意を向けている状態になります。

例えば、公園のベンチに座っている時、特にがんばって見たり考えたりしていなくても、鳥の鳴き声や木の揺れる音、花の香りなどが自然に目に入ったり、耳に届いたりしますよね?これが「無意識に注意を向ける」状態です。

言い換えると「自然の風景や音に対して、特に意識して集中しなくても心地よく感じるという状態」とも言えます。

都市生活では、車や人混み、仕事などに対して常に集中し、気を張っているため、脳が疲れてしまいます。

一方、自然の中では、木々の音や川のせせらぎに気を取られながらもリラックスでき、脳が休まって心が回復するとされています。

また、自然の風景や音は感情を安定させ、ポジティブな気持ちを引き出す効果があり、水の流れや鳥のさえずりなどが心を落ち着かせ、感情のバランスを整える助けとなります。

3.エコセラピー


適応障害には、自然療法である「エコセラピー」が効果を示すことがあると言われています。

エコセラピーの具体例としては、森林浴、ガーデニング、自然の中でのウォーキングやハイキング、水辺での活動、そしてキャンプなどが挙げられます。

自然との触れ合いは、心身のリフレッシュやストレス軽減、精神的なバランスの回復に効果的です。

多くの研究では、自然環境がうつ症状や不安感の緩和、自己肯定感の向上にもつながることが示されています。

自然の風景や静かな環境は、人に安らぎを与え、精神的な回復を促進します。

***私の場合


もともと趣味の一つがキャンプだったこともあり、気分転換に大好きな「洪庵キャンプ場」へソロキャンプに出かけました。

旧千円札の裏面にデザインされている
本栖湖畔「洪庵キャンプ場」

今回はあえてアクティブな活動は控え、「何もしない」ことを意識しました。キャンプ飯へのこだわりも捨て、シンプルな食事で十分。焚き火の暖かさに身を委ね、本栖湖畔に寄せる静かな波音を聴き、雄大な富士山をただ眺めながら、のんびりと時間を過ごしました。

物理的に職場と距離を取ったことで、適応障害の原因となっていた仕事から一時的に心を切り離すことができました。

心の中に静かな安定が戻り、自分にとってかけがえのない時間となりました。

自然の中に身を委ねることにより、いつの間にか忘れていた自分本来のリズムが静かに戻り、心が穏やかに整っていくのを感じることができると思います。


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