「19歳の私が自分に約束したこと」を22歳の私がふりかえる
大学2年生のときに書いた「19歳の私が自分に約束すること」。
ワークショップの授業に出会ったときのわたしです。
あれから3年間経って、大学院1年生になったわたしがふりかえります。
「19歳の私が自分に約束すること」
1.自分を信じてくれる人を信じること
自分に自信を持てないときでも、
自分を信じてくれる人のことを信じたらいい。
家族に「先生が私には能力、センスがあると断言してくださった」と話した。すると母からは「いつも言っていたでしょう!」と返された。「先生の言うことは聞いて、お母ちゃんの言うことは聞かないんだから…」と言いながらも嬉しそうだった。
その場にいた父は急に、パックン(お笑い芸人のパトリック・ハーランさん)のことを語り始めた。パックンはハーバード大学を卒業後、友達に誘われて日本を訪れ、いつの間にかお笑い芸人になり、大学教授にまでなったらしい。
「パックンは舞い込んできたことを全部やってきたんだと思うよ。パックンみたいな人って引き寄せる力があるんだよね。それが出来る人は見たらわかる。hanaも先生からはそう見えたんじゃないかな?」と父らしい遠回しの応援の言葉をくれた。
先生は「学校に通わずに学んでいる生徒に対して『なんでこんなにもあなたのためにやっているんだと思う?』と聞いて『私が可愛いから!』と生徒に返させるようにしている」と話してくださった。
この話を聞いて私は母の言葉を思い出した。母はいつも「なんでこんなに一緒に頑張っているのか分かってる?」と私に聞き、
「hanaが大好きだからでしょ!」と伝えてきたり、私に言わせたりする。
家では当たり前のコミュニケーションで、あまり意識したことはなかったが、私のことを受け止め、信じていることを常に伝えてくれているのだと改めて分かった。
2.自分に嘘をつかない
自分に嘘をついても良いことなど全く無い。
自分を着飾りすぎると
本来の自分とのギャップに苦しくなって
後悔しかない。
ワークショップの授業を通して、真っ直ぐに受け止めて真っ直ぐに伝える直線力の資質が私にはあると気づけた。しかし、最初からその能力が出せていたかというと違った。
普段の私がワークショップの私そのままかと聞かれたら、そうではない。
実際の私は周りの目や言葉を気にしすぎるところがある。
けれども、ありのままの自分を肯定してくれる場に出会ったことで、自分を出すのが以前よりも恐くなくなった。
リフレクションシートを見たら私がどんな人なのか分かる、と言い切れるくらい、自分の考えたことや感じたことをそのまま書いている。
楽しい、嬉しいという感情も全部出している。
そんな私を見て「ひまわりみたい」「すごく楽しそうなのが伝わってこっちまで楽しくなる」とグループのメンバーやスタッフの皆さんが言ってくれたのだと思う。
3.これからの私
選択に迷ったときはワクワクする方を選びたい。
今の私のワクワクする基準は3つある。
1つ目は新しい自分に出会えることである。
今まで様々なグループワークを行ってきたが、個人で何かに挑戦したことは少ない。
用意されたグループの中で役割を見つけるのは多少できると分かったので、自分が動かなければ変わらない環境で、何かを成し遂げることができるのかを試して新しい自分に出会いたい。
2つ目はたくさんの人と関われるときである。
デザインされたワークショップのコミュニケーション空間は人の面白さを引き出し、人と人をつなぐ力に魅了された。ワークショップで幅広い世代の人たち、そして異分野の人たちともっと関わりたい。
3つ目は自分を誇れる瞬間である。
ギフトしてもらう側だけでなく、ギフトする側にもなりたい。
ワークショップでは自分が全力で楽しむことで周りの人を巻き込む力があると気づいたが、より多くの場所で経験し、実感したいと思った。
これからも様々な場面でギフトの贈り合いを経験し自分をもっと誇れるようになりたい。
以上のことから、私自身と私を信じてくれる人のことを信じ、未知の未来を自ら切り開いて行くと、19歳の私に約束する。
22歳の私がふりかえる
1.自分を信じてくれる人を信じること
信じたいときだけ信じればいい、と今のわたしは思う。
必ずしも家族が全てを理解してくれるとは限らないし、
親友とする人が全てを肯定してくれるとも限らない。
一番に信じたいのは自分自身。
そのために自分のことをよく知る必要がある。
でも、他者と全く関わらないというわけではない。
自己理解は他者を通して気づくことがある。
自分のやりたいことを信じて応援してくれそうな人だけに話すのがいい。
わたしは批判されると異常に傷ついてしまうから。
でもすぐに話したくなっちゃう。心配だから。
だからまずは文字に書き起こして、自分にその想いを届けよう。
自分が納得できれば、他の人になんて言われようとも、一意見として受け止めることができる。それが全てだと思わないで済む。
自分が納得することが、自分自身を信じることへの一歩。
2.自分に嘘をつかない
これは本当にその通り。
着飾りすぎてもいいことなんてない。
就活するときにも改めて気付かされた。
必要なときだけスイッチを入れたらいい。
でも、自分がやりたいと思っていることを聞き逃さないで。
こんな風に書き出して、何度も見返してバージョンアップしていく。
「納得する自分になる」を大切にしたい。
3.これまでの私 (19歳〜22歳)
選択に迷ったときはワクワクする方を選ぶ
これは今でも全く変わっていない。
新しい自分に出会う
ワークショップをいくつも実践して、研究をして、院進もして。
私が大の苦手な数学のゼミに移って、
数学が苦手な私だからできるワークショップをつくったり。
新しい自分に出会うために常に越境してきた。
たくさんの人と関わる
19歳のときの私と違って、今のわたしは人と話すのが少し怖くなった。
メンタルの病気になったことも原因の一つかもしれない。
たくさんの人に出会いたいという自分と怖いと思う自分がいる。
最初は昔とのギャップに悩んでいたけれど
これも、そのときの自分に任せればいいかと思うようになってきた。
対面だと怖くても、オンラインなら、インターネット上で匿名なら。
そういう関わり方を増やすことができたのはよかった。
自分を誇れる瞬間
発信をするようになって、
共感してくださる方がいたり、自分のことを改めて分かり直したりした。
そうしたときに自分を誇れると思う。
ギフトする側になっているかと言われると、
まだまだなところだが、これからも発信することを続けていきたいと思う。
おわりに
19歳(大学2年生)のときに書いた
「19歳の私が自分に約束すること」
22歳(大学院1年生)のわたしが振り返ってみました。
前よりも俯瞰して考えられるようになってきたり、周りに期待しすぎないように自分をセーブできるようになったり、逆に貫いていることもあったり。
少し変わっていて、変わらないところがありました。
正直大変な3年間だったけれど、
確実に成長していると言える3年間でもありました。
納得する自分になるために、これからも書き続けていきたいです🌼
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