ザ・フィンランドデザイン展
久しぶりに渋谷へ行きました。
Bunkamuraザ・ミュージアムの『ザ・フィンランドデザイン展』です。
いつ以来の渋谷だろうと調べると、同じザ・ミュージアムの『東京好奇心 2020 渋谷』、2020年11月でした。
あの頃は、入場の際に入場時刻や連絡先を紙に書いて提出して、万が一感染者が発覚したら同じ時間にいた人に連絡が行きますよ……というシステムでした。
今日は日時指定が必要な日だったので、その点は上手く管理できそうです。
(日時指定の時に連絡先を入力します)
《構成》
INTRODUCTION フィンランドへようこそ!
CHAPTER1 オーガニックなイメージ
CHAPTER2 機能的なフォルム
CHAPTER3 モダニズムのアイコン
CHAPTER4 絵画のように
CHAPTER5 暮らしの中のモダンデザイン
CHAPTER6 フィンランドの妖精たち
アアルトの花瓶の後ろに、島が浮かぶ海の写真。ああいう景色の曲線から生まれた製品の曲線というわけですね。ガラスの落ち着いた緑も、針葉樹の森もしくは森の中の湖といった趣です。
国は違いますが、ガウディを思い出しました。
フィンランドのシンプルなデザインが好きな人が多いのはどうしてだろう、と考えながら見ていました。色合いはむしろ鮮やかでモチーフも大胆だったりしますが、シンプルが侘び寂びに通じるのでしょうか。
戦争が終わってフィンランドは福祉国家へと舵を切った、というような説明があり、心底羨ましいと思いました。日本は戦争に負けて、かの国に追随して大量消費の労働者使い捨て社会になってしまったのかもしれませんが、そろそろ考え直しても良いのでは……。
子供が生まれると政府から贈られるという「ベビーパッケージ」が展示されていましたが、送られてくる段ボールはそのままベッドになるのだそうです。その箱ももちろん素敵なデザインで、可愛いベビー服やベビーの必需品が入っていました。いいですねぇ。
マリメッコのテキスタイルを見ていたら、映画『かもめ食堂』を観たくなってしまいました。そんな人が多いと予想されたのか、常設のミュージアムショップには『かもめ食堂』(原作本)と『わたしのマトカ』(片桐はいりさんがロケ中のことを書いたエッセイ)が積まれていました。
東急本店もあと1年ちょっとですね。
ただでさえアウェーの渋谷、これが最後かもしれないと思って撮影してしまいました。とはいえ、9月から『イッタラ展』があるようですので、また行くかもしれませんが──。
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