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本とか観劇の感想とかもろもろ。 小説は、本屋さんで見て、気になったものを主に読んでます…

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本とか観劇の感想とかもろもろ。 小説は、本屋さんで見て、気になったものを主に読んでます。 アウトプットの練習用。 感情で読んだり見たりしてるので、書評やレビューは出来ません。

最近の記事

感想:終わりなき夜に生まれつく

終わりなき夜に生まれつく 恩田陸 https://www.amazon.co.jp/dp/4167914174/ref=cm_sw_r_apan_glt_i_YFVDZ3RERP8MSDY807ZT ●あらすじ 特殊能力を持つ人々がいる世界のお話。 日本にある特殊能力者がたくさん生まれる特別自治区「途鎖国」で生まれた特殊能力者たちを主役にした短編集。 世界が同じであるだけでなく、1作に登場する人物が次の作品にも登場したり主人公になったりするので、連作短編集といってもよいと

    • 感想:夜行

      夜行 森見登美彦 https://www.amazon.co.jp/dp/B07YG2XY58/ref=cm_sw_r_apan_glt_GTS9RTKHN3SB35Q5W52S ●あらすじ 鞍馬の火祭りに行った仲間と10年の時を経て、火祭りで再度集まる。 1人、火祭りの時に行方不明になった長谷川さんを除いて。 みんなに会う前、たまたま見かけた「岸田道生」の作品「夜行」の話をしたのをきっかけに、それぞれが不思議な旅を語り始める。 長谷川さんは、あの日どこに消えたのか。

      • 感想:密やかな結晶

        密やかな結晶 小川洋子 https://www.amazon.co.jp/dp/4065214645/ref=cm_sw_r_apan_glt_i_QFNQ71WCW7QBT1YEVFG0 ●あらすじ ブッカー国際賞ノミネート作品。 あらゆるモノ(物質だけでなく、概念も)消滅する世界――消滅する島、でナチスのような秘密警察の記憶狩りに怯えながら、消滅を淡々と受け入れる島の人々。中には、消滅を受け入れられない人、消滅しない人も少数ながら居て、秘密警察が目を光らせている。 消

        • 感想:茗荷谷の猫

          茗荷谷の猫 木内昇 https://www.amazon.co.jp/dp/4167820013/ref=cm_sw_r_apan_glt_i_DSKFTXVE9S9QX95MDAGJ ●あらすじ 幕末~明治、大正を経て、昭和の高度成長期までを舞台にした連作短編集。 染井の桜:幕末、武士から植木職人に転職した夫婦の話。 黒焼道話:明治時代中期(多分)、「黒焼き」に精根つぎ込む若い男の話。 茗荷谷の猫:大正時代、未亡人画家の再生の話。 仲之町の大入道:昭和初期、下

        感想:終わりなき夜に生まれつく

          感想:ハウルの動く城シリーズ

          1.魔法使いハウルと火の悪魔 2.アブダラと空飛ぶ絨毯 3.チャーメインと魔法の家 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ ●あらすじ 1.7リーグ靴や姿隠しのマントが本当に存在する世界のインガリー国にある、帽子屋の長女ソフィーは、荒れ地の魔女に老婆の姿に変えられてしまう。この姿で知り合いに会いたくないソフィーは、半分やけになって、乙女の心臓を食らうという悪評判のハウルの城に居座ってしまう。 ソフィーは元に姿に戻れるのか。 2.インガリー国の南の国のバザールに住んでいる、

          感想:ハウルの動く城シリーズ

          感想:初夏の訪問者

          初夏の訪問者 吉永南央 紅雲町珈琲屋こよみシリーズ8弾 ●あらすじ 高崎駅(新幹線の駅があって、大きな観音様の像がある北関東の町なのでおそらく)近くの紅雲町にある珈琲屋さん「小蔵屋」の女主人お草さんのシリーズ第8弾。 若いころ、山形の名家に嫁いだが、小さな息子を残して家を出ざるを得なかったが、その後、息子は水の事故で亡くなってしまっている。 が、最近近くに引っ越してきたらしい50代くらいの男がその息子だと名乗ってきて、お草さんは心乱れて……。 その男は、詐欺なのか

          感想:初夏の訪問者

          感想:こころ

          こころ 夏目漱石 ●感想(書評ではなく、ただ思ったこと) 高校の現代文の教科書に載っていて、一部だったけれ惹かれた記憶があって、ようやく買った文庫本。 「私」より「先生」の年齢に近くなり、先生の気持ちの方が分かる気がした。 そういえば、こころ、の後に読んだ「紅雲町シリーズ」では、つらい過去を持つ老婆が過去に縛られず前向きに生きている姿を見せてくれるが、先生は、過去に心を残したままKと同じ道をたどる様が、今思い返せば対照的だった。(それを意図して読んだわけではない)

          感想:こころ

          感想:宝塚歌劇団 花組 銀ちゃんの恋

          宝塚歌劇団 花組  銀ちゃんの恋 ~銀ちゃん、本日も反省の色なし~  https://kageki.hankyu.co.jp/sp/revue/2021/ginchannokoi/index.html ■あらすじ  あの映画「鎌田行進曲」の宝塚版。  落ち目の銀幕スター銀ちゃんと子分のヤスとの友情。銀ちゃんとヤス、銀ちゃんの元カノ小夏との三角関係。映画に命を懸ける男達。の三つの軸で進む青春劇。    銀ちゃんは、若い恋人に入れあげて、身籠った小夏を子分のヤスに押し付ける。小

          感想:宝塚歌劇団 花組 銀ちゃんの恋

          感想:おおあたり

          しゃばけシリーズ 15弾  おおあたり 畠中恵 著 https://www.amazon.co.jp/dp/4101461368/ref=cm_sw_r_cp_apa_glt_i_ZD9951DP9KVHA4CJJ4KD   ■あらすじ  回船問屋兼薬種問屋である長﨑屋の若旦那、一太郎が「おおあたり」に巻き込まれる騒動を描いた連作短編集。菓子屋で大当たりした新作あられ。夢の内で追いかけてくる「大あたり」を引いてしまった若者の怪談落語。大金を引き当てた富くじ。  さて、一太郎に

          感想:おおあたり

          感想:アウグストゥス/COOL BEAST

          宝塚歌劇団 花組  アウグストゥス/COOLBEAST  https://kageki.hankyu.co.jp/sp/revue/2021/augustus/index.html ■お芝居アウグストゥスのあらすじ  ローマ帝国初代皇帝ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌス・アウグストゥスのお話。  大叔父(伯父?)で、「ブルータス、お前もか」で有名な、ガイウス・ユリウス・カエサルの凱旋式から始まり、ブルータスの計略や、エジプトとの戦を経てローマ皇帝になるまでを描い

          感想:アウグストゥス/COOL BEAST

          感想:THE ALMOST GONE

          インスタに載せたものと同じ内容。(どちらにするか決めかねているため) Switch版インディーズゲーム「THE ALMOST GONE」  https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000040216.html    プレイしたので、感想。  (考察は頭良い人にお任せ)   ●概要  自宅だけど自宅じゃない、不思議な場所で目を覚ました女の子・エミリーの視点でパズルを解いてその場所から出る脱出ゲーム。  ここはどこなのか

          感想:THE ALMOST GONE

          感想:ハグとナガラ

          ハグとナガラ 原田マハ著 https://www.amazon.co.jp/dp/4167915715/ref=cm_sw_r_cp_apa_glt_i_T7W93F02JN6JCZ2ACTKG   インスタに載せたけど、使い分けが決まってないので、同じものを掲載。 (目的:アウトプットを将来の自分のためにストックする)   ●あらすじ   さいはての彼女  https://www.instagram.com/p/CGSBrwdj8j4/?utm_medium=copy_li

          感想:ハグとナガラ

          感想:雪組公演 ほんものの魔法使

          宝塚歌劇団 雪組 ほんものの魔法使 https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/honmononomahoutsukai/index.html インスタにも載せたけど、使い分けを決められていないので、ダブル投稿。(アウトプットを貯めて、後で自分が読み返せるようにしたいと言う目的) ●あらすじ  ポール・ギャリコ作の同名小説(和名)の舞台化作品。  マジシャンの街に現れたの青年アダム。彼はマジシャン組合に入るための審査会に挑む。審査で彼は、

          感想:雪組公演 ほんものの魔法使

          HSPについて思うこと

          インスタに以前載せた読書感想に加筆したもの。  HSPかもしれないし、違うかもしれない私の一個人の落としどころです。    「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる繊細さんの本  武田友紀 著  https://www.amazon.co.jp/dp/4864106266/ref=cm_sw_r_cp_apa_glt_i_CSNAWJAD4QSZ7503Z0XT    この本に出会ったのは、たしか、2年くらい前だった。  夏休みかなにかの大型連休に、たまたま寄った本屋さん

          HSPについて思うこと

          蝸牛型メニエール病について

          私は、蝸牛型メニエール病である。    蝸牛型メニエール病というのは、メニエール病の一種で、回転性めまいを伴わない、軽度なメニエール病だ。 私は、その蝸牛型メニエール病の中でも軽い部類になる。    ちょうど今日、軽い発作中に診察を受け、色々とお話を聞けたので、メモしておく。  (ちゃんと医者に掛かっていて、生活面で気を付けたい人の役に立つことも期待している。) ■主な症状  ・水の中にいるみたいなゴー、ボコボコと言う耳鳴り  ・耳の閉塞感、圧迫感(耳塞感)  ・反響(子供

          蝸牛型メニエール病について

          はじめに

          hanaと申します。 近頃心理的な面で自分のことを理解することがあったので、その辺りを不定期にnoteに記載していくつもりです。 なぜ、手元の日記やTwitterなどではなくnoteか、というと、下記理由からです。 ①他人に伝えるつもりで考えた方が頭が整理できる ②後で読み返しやすい ③それなりの文章量を書きたい

          はじめに