よくある焦燥への嘆息。
氣づきへの慄然。
言の葉が降る。
刹那、竜巻が起こる。
わたしの細胞すべてを揺さぶって、
上昇していく言の葉は、
どこまでも高く舞い上がって、
連れていかれる。
今すぐ手を伸ばさなきゃ。
掴まえなくては。
名前をつけられなくなる。
このからだに生まれ、
駆け巡る何かに。
微細な異なりを持つ、
生々しい喜怒哀楽。
を含むその他感情の温度。
を生ずる感性の色彩。
に帰属する感動の振動数。
の発露である、
流れる涙の理由。
名もなきものたち。
内側で起こること全部、
名前をつけてほしくてやってくる。
もしもこの竜巻が、
女神のヴェールでも纏っているなら。
掴めるのだろうか。
嗚呼ーーーーー。
どうしてこうも、
突拍子もなく、
やってくるのか。
天仰ぐ。
舞い上がっていく言の葉を、
見送って今日も、
溜息ひとつ。
flag *** hana
今日もありがとうございます♡
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