ママだからって、我慢したり諦めたりしなくていい
お腹に命が宿った瞬間から、「お腹の中の命」を優先する日々が始まる。
つわりで食欲が減ったり(増えたり)、寝ても寝ても眠かったり(眠れなくなったり)、頭痛がしたり、貧血がしたり、お腹の調子が悪くなったり…
お腹がどんどん大きく重くなり、身軽な時には簡単に出来たことが、どんどん出来なくなる。
代わりに、「トントントン」と話しかけるような胎動に感動したり、段々と「赤ちゃん」の姿になっていくエコー写真を眺めて、どうしようもなく幸せな気持ちになったりする。
ちょっとしたことが、苦労を全部吹き飛ばす。
そうやって何とか出産を迎えて、赤ちゃんと対面したその日から、私たちはママになる。
ママになると今度は、「自分じゃない誰かの命」に振り回される日々が始まる。
「やった方がいいこと」は尽きない
頻繁な授乳とおむつ替え、しょっちゅう汚れる服、少し離れるだけで泣かれてしまったり、抱っこしても泣き止んでくれなかったり…
毎日ギリギリ乗り切って、いつのまにか洗い物や洗濯物を残したまま、寝かしつけで子どもと一緒に寝落ちする。でも夜中に起こされて、睡眠不足は治らない。
頑張っても頑張っても、いつでも不安との闘いだ。
「私の子育てって、あってる?」
「この子の身体は、心は、健康に育ってる?」
親やパートナーや親戚、友人や知り合い、通りすがりの人やテレビやネットの中の人達は、不安なママに「やった方がいいこと」をたくさん教えてくれる。
3食手作りのご飯をあげた方がいいし、毎日洗い立てのシーツがいいし、埃が舞わないように毎日掃除機をかけた方がいいし、時間のある限り子どもと一緒に遊んであげた方がいい。
「やった方がいいこと」は、やってもやっても尽きないのだ。
「私はママだから、出来ることは全部やってあげたい。」
でもそれって、本当に「やりたいこと」なの?「やらなきゃいけない」と思って、我慢してやってない?
「我慢しろ」なんて、誰も頼んでない
家事も育児も、好き嫌いや得意不得意があると思う。
お料理、洗濯、掃除…にも得意不得意があるだろうし、育児も遊び方や接し方…にも得意不得意があるだろう。
例え不得意でも、それを乗り越えて「私がやりたい!」と進んでやりたいことは、どんどんやった方がいいと思う。
でも逆に、得意だけど楽しくないことや、不得意で苦手であまりにもやりたくないことは、やらなくてもいいんじゃないかな?
ママだからって我慢して、義務感でやって、何が残るんだろうか?
「私はあなたのために、こんなに頑張ったのに!」
って、いつか子どもに言ってしまわないだろうか?
そして子どもには、こう返されるんだ。
「そんなこと、頼んでないよ。好きでやったんでしょう?」
…そう。
私たちは頼まれてないのに、勝手に子どもを授かり、好きに育てるのだ。
だったら、我慢しないで、もっと好きにやっていいんじゃない?
そこに愛があれば、なんだっていいと思う。
もっと好きなことして、自分に優しくしよう
私は女で、妻で、ママである。仕事もしている社会人である。
たくさんある役割の全てを背負い込んで、全ての役割で最大限の貢献をしたいと思う。
自己犠牲の精神って、女性は強めなんだろうか?辛抱強い、とも言うのかな。
パートナーに尽くして、子どもに尽くして、仕事でも尽くす。
そんな自分でありたい、という理想もあるのかもしれない。
だけど、いつも誰かを優先し続けてると、常に自分のことが後回しになって、我慢するのが当たり前になってしまう。
そして、諦めるようになる。
「私はママだから、我慢する」
「私はママだから、諦める」
あなたが幼い頃のことを思い出してほしい。
あなたの母親が、もしこのセリフをつぶやいたら、どう思うだろうか?
「ママは、ママの人生を生きていいんだよ」
そんな風に思わない?
大人になると忘れてしまうけど、子どもは子どもなりに家族の幸せを願ってる。
1人では何もできないけど、楽しいことを見つけるのは得意だし、好き嫌いもはっきりしてるのが、子ども。
きっと彼らは多少放っておいても健康に育つし、放っておいても好きなことを勝手に見つけるのだ。
(もちろん、いろんな事情は様々あると思います。私も息子が川崎病で入院したんだけど…子どもの生命力に逆に救われたことを覚えてます。弱いママでした。)
私たちが子どもたちにできることは、たった一つ。
愛情を持って見守ること。
いつも笑顔でご機嫌なママでいたいなら、好きなことを我慢しないで、やりたいことを諦めないで、自分に優しくしてあげるのが一番だと思う。
「やった方がいいこと」は、「やらなくてもいいこと」
「やった方がいいこと」は、山ほどある。
だけどそれって、「やらなくてもいいこと」なのだと思う。
健康に生きるために必要な、最低限のことは、「やらざるを得ないこと」なのだ。
あとは、あなたがお料理が好きなら美味しい手料理を作ってあげたら喜ばれるし、お洗濯や掃除が好きなら、スッキリしたお家は心身を健やかに保ってくれるだろう。
そして何より、好きなことややりたいことに挑戦しているママの姿は、子どもに好奇心と勇気を与えてくれるだろう。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
子どもの幸せを望むのが、ママなのだとしたら。
「幸せになってほしい」と言って聞かせる前に、「ママが幸せな姿」をやってみせる。
「やらなくていいこと」をどんどん辞めて、「やりたいこと」に時間を注げば、きっと幸せへの道は開ける。
私は、そう信じてる。
ママだからって、我慢したり諦めたりしなくていいと思う。
女であり、妻であり、ママであり、社会人である、私。
私のための人生を、幸せにしてあげられるのは、他でもない私。
せっかく可愛い子どもたちのママになれたんだから。
「ママだからこそ、幸せになろう」
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