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カンパニー長4名へのインタビュー

こんにちは、広報の田口です。革製品メーカーHallelujahオープン社内報vol.02は、CEOとカンパニー長の4名へのインタビューをご紹介します。

会社やチームのトップに立つ4名全員がデザイナーまたは職人として物作りに携わっているのは、会社として特徴的な点ではないでしょうか。

この会社に就職するまで、デザイナーや職人とお話をする機会がなかった私自身もお話を聞いてみたいと思い、このインタビューを企画して、「デザイナーや職人になった動機」「今大切にしていること」「趣味」などを答えてもらいました。

従業員の皆様には、意外と知らなかった4名の一面を知ってもらうことで、普段のコミュニケーションや仕事に活かしてもらえれば嬉しいです。

また、社外の方には、Hallelujahの組織構成・福利厚生・社内制度や社員の人柄を知っていただき、より会社を身近に感じていただければ幸いです。

組織構成について

Hallelujahは、3つの「カンパニー」(セールス・WEB・プロダクト)で構成されています。一般的に「部門」に相当するのが「カンパニー」です。各カンパニーが最終的に会社として独立できるような組織を目指していこうというCEO 西本の考えから、「カンパニー」としています。

●セールスカンパニー(営業、商品管理、カスタマーサポート)
カンパニー長 西本 晶彦(にしもと あきひこ)
●WEBカンパニー(WEBデザイン、コンテンツ制作、マーケティング、エンジニア、開発)
カンパニー長 山崎 和史(やまさき かずし)
●プロダクトカンパニー(製造、商品開発)
南堀江工房 カンパニー長 浜田  万作 (はまだ ばんさく)
姫路工房カンパニー長 柳田 径哉(やなぎだ みちや)

カンパニー内の役職は、すべてのカンパニーに共通しています。
「アシスタント」→「シニア」→「チーフ」→「ディレクター」→「カンパニー長」

それでは、4名のプロフィールとインタビューを紹介していきます。

CEO 兼 セールスカンパニー長 西本 晶彦(にしもと あきひこ)

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2013年デザイナーnitchmoとして個人創業。2014年3月Hallelujah inc.設立。CEO兼セールスカンパニー長。セールスチーム3名をまとめる。趣味は、社会貢献。

- デザイナーnitchmo創業、Hallelujah inc.設立の動機は?

「世の中の人々のお困りごとを解決するためです。」
経営理念
私たちの仕事は、革を通してオリジナリティの探求をし続け、
革を通してお客様の心を少しリッチな気分にし、
革を通して日本と世界の架け橋となり、
革を通して世の中に喜んでもらえるようなモノを提供する。
そんな 『 革命 』 を起こし続けること。

新卒で株式会社リクルート入社。企画営業を担当。 その後、バックパッカーで40カ国旅をし、国内外の様々なものづくりに触れた。前職ではインテリア関係の仕事にも携わっていたが、家具に比べて革小物の方がより多くの人に商品を提供することができると考え、上記経営理念のもと革小物メーカーHallelujah inc.を設立。

デザイナーとして、品質の良い革製品をお客様に使っていただけるように日々の商品開発や素材選びに力を入れデザイン制作を行なっている。

クラウドファンディングMAKUAKEにおいて、2022年1月末時点での総資金調達額は2億円超と多くの支持を集めている。

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クラウドファンディングMAKUAKE実績
●TIDY 整理整頓L字長財布 ( 2018年3月 )
●SMARTY 次世代スリム長財布 ( 2018年11月 )
●TIDYmini ショートウォレット ( 2019年2月 )
●傷のつかないビジネスウォレット ( 2019年6月 )
●KAWA-IKU ヌメ革プロジェクト ( 2019年7月 )
●ASHITA 極短×極薄あしたからの財布 ( 2020年3月 )
●TIDY one 断捨離のいらない小さな仕分け人 ( 2021年9月 )
●ASHITA mini 収納力を捨てたミニウォレット ( 2021年1月 )
●Moldi 栃木レザーコンパクトウォレット ( 2021年4月 )
●TIDY Nuance Color 整理整頓L字長財布 ( 2021年6月 )
●Partet 栃木レザー製 4Wayバッグ (2021年10月)
●TABET 栃木レザー製 トラベルウォレット (2021年11月)
●TIDY 2.0 小さな長財布 (2021年11月)
●VIA DIEM 日本製馬革カスタムウォレット (2021年12月)
●TIDY mini Nuance Color (2021年12月)
●TIDY Classic 栃木レザー製ホワイトワックス (2021年12月)

最新プロジェクト
MAKUAKE「FOLIO2.0」

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-今CEOとして大切にしていることは?

「人々の暮らしがより豊かになるように日々尽力しております。人々というのは、社員のことやね。」

CEOとして「みんなが働きやすい会社」を目指し、オフィス拡大、Cafeのオープン、フレックス8などの福利厚生や制度を設けている。


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●2020年9月 三共四ツ橋ビル2階 オフィス拡大
●2021年3月 Hallelujah Cafeオープン
●2021年4月 ハレルヤの休日スタート
-年末年始、GW、祝日などに合わせてハレルヤの休日がスタートし、2021年度には下記日程で合計18日の公休を定めた。
【2021年】5月1日〜3日/8月12日〜16日/11月20日〜23日/12月29日〜31日
【2022年】1月1日〜3日
●2022年3月 Hallelujah Cafeリニューアルオープン予定
●2022年3月 THANKS会開催予定
-大きなセール月(3月・6月・9月)の後に会社から支給される3,000円で一人一回、年3回行われるTHANKS会に参加できる制度。4名以上の参加者を集めて開催予定。
●2022年4月 Hallelujah Booksスタート予定
-Cafe横の棚に自由に読める本を設置。雑誌や参考書など仕事に役立つ書籍のリクエスト受付中。
●2022年4月 フレックス8スタート予定
-就業時間8時間を9:00〜22:00の間で自由に選べる制度。例えば、仕事の合間に美容院や病院に行くことができます。
●2022年4月 バースデー休暇制度スタート予定
-会社から一日有給休暇をプレゼント。

-今セールスカンパニー長として大切にしていることは?

「兼任中なので、いかにセールスカンパニー長の候補が生まれるのを待っています。陰ながらサポートしています。」

セールスチームでは、BtoCとBtoBの両形態でカスタマーサービス・商品管理・営業に関して業務のサポートを行なっている。

WEBカンパニー長 山崎 和史(やまさき かずし)

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2016年7月入社6年目。WEBカンパニー長。WEBチームの3名をまとめる。Webデザイン・コンテンツ制作・マーケティング、そして「325」「REAR」のシルクスクリーンプリントを担当。趣味は、インストミュージックを聴きながら、アパレル商品のプリント作業。新しいプリント用インクを買うのが楽しみ。

出典: シルクスクリーンプリントとは|布プリント用語集https://www.babylock.co.jp/dps/2019/09/12/glossary-of-textile-print-silk-screen-print/

木製やアルミ製の四角い枠に、目の細かい網で構成されたスクリーンを貼った、版(孔版)を利用して生地をプリントします。

-シルクスクリーンプリント職人になった動機は?

「もともと服はずっと作とって、昔から。同じの何個も縫ったりとか、パターン作ったりとか、そんな向いてないなと思って。プリントもんやり出すようになって。絵を描いて、絵を載せるみたいな。絵を売るみたいな感じやからこっちのほうが自分に合ってんなと思って。」

自身でデザインした絵のプリントを外注してアパレル商品を制作していたが、色ブレが気になる事が多々あった。そのことがきっかけとなり、プリントのデザインからシルクスクリーンプリントを一貫して制作しはじめた。その頃に、友人が立ち上げたスクリーンプリント工場で働き始め、職人として経験を積んだ。

「一回、一回、仕上がりが違うし、毎回達成感を感じられるし、自分の性にあってるなという感じ。」

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趣味であり仕事でもあるプリント職人の経験を活かして、「325」のTシャツやパーカー、「REAR」のデニムトートなどのプリントを担当している。

制作担当商品一部
コットンプリントエプロン
デニムトート

-WEBデザイナーになった動機は?

「物は結構作れるようになってきてて。ただ、この物をどうやって売っていけばいいんやろ。そっちも勉強せなみたいな。ほんで。」

入社5年目の現在では、商品・スタイル撮影、商品ページ制作、HTMLコーディング、広告運用など幅広い業務を担当ている。

担当サイト一部
公式オンラインストア
楽天Hallelujah

担当商品ページ一部
MAKUAKE TIDY2.0
MAKUAKE FOLIO2.0

-今仕事で大切にしていることは?

「やっぱり物事が大きくなっていったら、自分達だけじゃ全然手がまわらんし、それぞれの得意なこと、不得意なこととかがあるから。みんなが得意なところを、みんなそれぞれ担当して、やってくれたらいいかなと思ってる。」

チーム内でそれぞれの得意分野を活かしながら、指示を出し、WEBの売上を上げていけるよう日々の業務を行なっている。

南堀江工房 プロダクトカンパニー長 浜田  万作 (はまだ ばんさく)

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2018年9月入社4年目。南堀江工房 プロダクトカンパニー長。南堀江工房の3名をまとめる。革製品の制作・修理・企画を担当。趣味は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公マーティ・マクフライなどの「フィギア集め」。DIYでフィギア棚を作ったり、自分では作れない精巧なフィギアパーツを眺めるのが楽しみ。

-革職人になった動機は?

「お父さんが革の仕事してるから、自然とミシンとか革の端切れが身近にあったんよね。ものづくりはなんかしらんけど好きやったね。美術とか図工とか。家庭科とかやったら、もうミシンちょっと触ったことあるから最初から上手やったりとか。ものづくりがもともと好きなんやろうね。」

父が革職人を家業としており、高校卒業後には家で見つけた革の端切れを使って自分で制作した革製品を心斎橋筋の大丸近くで販売していたのが革職人としてのはじまりだった。前職では、家業の手伝いや歯科技工士をしていた。さらに、奈良や大阪の革工房で革職人としての経験を積んだ。父親を含む奈良と大阪の師匠3名の教えが今の仕事にも活きている。

「ここにポケット増やしたいとか、ファスナーはこうしたいとか、形はこうしたいとか、今鞄なり財布なり作ってるやんか。歯それしたら怒られるから。ちょっととんがってる歯おしゃれでしょっていうたら怒られるやん。あかんやんってなるやん。」

20代の時、革職人以外の道にも挑戦してみようと歯科技工士として働いていた時期もあったが、自分のオリジナルのものを作ることができる革職人に魅力を感じはじめた。

「飲み屋さんとか行って個人的にお客さんに財布作ってよとか言われたんで、作ってたんかな。そっから、革職人になったって感じやな。自分が必要とされているんやなと感じた。ああ俺の仕事というか人の役に立ちたかった。これやったら人の役に立てるから、やっぱ革職人やなと思っていた」

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30代になり、父親が革職人だったから革製品を作るのではなく、人の役に立てる仕事として改めて自分の意思で革職人になったと感じている。

-今仕事で大切にしていることは?

「どうやったら早くできるか、綺麗にできるかを自分で考える力があるかないかやと思ってて。応用というか、やったことない仕事に対応できる力をつけらな。せっかく縁があった3人やから自分で考えることを教えられたらと思っている。どんな仕事にも共通しているから、そういうところは言うようにしてる。」

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南堀江工房4名のチームで働く上で、「自分で考えること」を大切に早く、綺麗に商品を制作していくために日々の制作を行なっている。また、栃木レザーを中心に「JAPAN FACTORY」商品の制作を担当している。

制作担当商品一部
栃木レザーラウンド長財布
栃木レザーラウンド二つ折り財布

姫路工房 プロダクトカンパニー長 柳田 径哉(やなぎだ みちや)

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2020年9月入社2年目。姫路工房PRODUCT COMPANY長。姫路工房の2名をまとめる。革製品の制作・営業を担当。趣味は、飛行機を見ること。伊丹空港近くの千里川沿いで航空無線を聴きながら、飛行機を間近で見るのが楽しみ。

-革職人になった動機は?

「すぐ結果を出せるんってなんやろなって思ったときに、友達の会社が革の工具袋メーカーをやってて、革の工具袋を作っているところが4件しかなかったんで、その中でやったらすぐ結果が出せるだろうというところで。」

前職である発電所のシステム設計では、評価や結果が出るまでに1年ほどかかる仕事であった。しかし、革の工具袋製作であれば、製品の売れ行きによって評価は直ぐに良いか悪いか結果が出る世界ではないだろうかと考えた。

自分の作った物を金物店・ホームセンター・工事現場等で目にするようになるかどうかで評価結果をすぐに出せる事へのわくわく感からその友人の誘いもありこの革の世界へ入った。

「ご縁を頂き、革の鞣し・染色の仕事をしながら鞄・小物の製品作りを、見様見真似で四苦八苦し挑戦しながら作り続けさせて頂き現在に至ります。」

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そして、革材料という一次産業の世界を知り、二次産業である世界でモノづくりをすればもっと面白く自身の強みにもなるのではと思い、革作りの仕事をはじめるきっかけとなった。

-今仕事で大切にしていることは?

「ハレルヤに入社させてもらい、この会社がこれからも発展していく上で、私自身として一人の人間が何が出来るか、何が役に立て貢献できるかを、使用している革という戴いた命に感謝しながら考えそして丁寧にモノづくりに取り組む事。」

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現在は、革作り・革製品作りの経験を活かし、全3名のチームで「JAPAN FACTORY」と「Tooc Tooc」の製作を担当している。

担当制作商品一部
馬革L字長財布LEAP
馬革ボタニカル柄長財布

まとめ

今回は、HallelujahのCEOとカンパニー長のインタビューを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事を通して、従業員の皆様の新たな発見につながり、社外の方にもより深く会社について理解を深めていただけると幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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