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#13 田舎移住&古民家DIYに失敗して人生つんじゃう人の3つの共通点

SONOです(ProfileTwitter)。「会社員と個人事業主」をしながら「都会と田舎の二拠点生活」をしています。築100年の古民家を夫婦でDIYしていまして、実体験を通じて「田舎移住&古民家DIYに失敗して人生つんじゃう人の3つの共通点」について解説します:)田舎移住や古民家DIYに興味があるけど失敗したくない人は最後までお読みください!

【参考】移住や古民家DIYについては「写真家夫婦が28歳で築100年の古民家を買った話」にてまとめています。

01 貯金と収入源の準備をしていない

貯金と収入源の準備をしていない人は失敗しがちですね。コロナ禍以降

・田舎移住
・脱サラ
・古民家DIY
・FIRE
・二拠点生活
・多拠点生活

みたいな言葉がSNSやマスメディアで踊っていますが失敗する人は単純に「考えや準備が甘すぎる」んですよ。特にお金関係は重要で

・貧すれば鈍する
・衣食足りて礼節を知る
・お金は身の守り

みたいな言葉があるとおり「最低1年間は無収入でも日常生活が遅れるだけの貯金」は必須ですし、古民家を直そうと思った場合には数100万円〜1000万円以上の単位で諭吉が飛んでいくのでどの程度直すかによりますが修繕費用の資金確保も必要です(うちは物件費用コミで手出し500万円ほど飛んで行きました・・・)。加えて地方企業は中小企業が多いため都会に比べて収入は低くなりがち。福利厚生も手薄になることを見越して「移住前に複数の収入源をつくる準備」をしておくと失敗が少なくなります(僕たちの場合は「会社員・個人事業・二拠点」で都会と田舎のいいとこ取りでサバイブしてます)。

02 口だけで自分でできることを増やそうとしない

これまで単一の会社の中でしか働いていなかった人の場合「会社の看板を借りて会社のつながりや設備で仕事をしている」ことがほとんどですよね。田舎に来て自分の手でお金を稼ごうと思った場合ある程度は自分でできることを増やしていく覚悟がないと「支出が増えるばかりで収入があがらない」負のループにおちいりがち。

例えば古民家のリノベーションって、屋根・外壁・水まわり・電気まわり・内装工事など外注すると数100万円〜1000万円を超えてくることもめずらしくないんですよね。「独立しても自分で継続した高単価な収入源をつくれる人であれば全部外注してその時間でゴリゴリ自分で稼ぐ方がコスパがよい」かもですが「そうではない人の場合は自分でできることを増やしてDIYする必要性」が出てきます。

おすすめは

・専門的かつ危険度が高い部分は外注
・簡単かつ危険度が低い部分はDIY

という切り分け(個人の性格・資金・目的によって配分を決めていくのがGOOD)。

僕の場合は専門的かつ大きな危険が伴う「水道・ガス・電気(ブレーカーなど)は外注」して、スイッチや照明の設置など比較的簡単な電気工事は電気工事二種を取得してDIYを行いました。意外とコンセントやスイッチの増設って1箇所あたり3000円〜5000円くらいするんですよね(リモコン式スイッチにするアダプターもあるのですが部屋数が多いと正直ポチポチするのが面倒くさい)。「時間単価が高いものを自分でできるようになるとスキル的にも費用的にも美味しい」のでおすすめですね:)

掘りごたつの電気DIY
玄関の電気DIY
個室の電気DIY

ガチな大工仕事をするのであればマキタやハイコーキのようなプロ仕様の工具が必要になってきますが値段もお高いので、馬力のいらない簡単なDIYであれば1つの工具で複数機能を持つアイテムの方がコスパが良いのでおすすめです。最近はDINSHAREのドライバーを使っています。中華製工具は正直なところあまりいいイメージがなかったのですが、豊富な先端パーツがついていてなおかつ軽いのでマキタの18Vドライバーより出番が多く重宝しています(マキタの18Vシリーズはパワーはあるのですが大きくて重たいんですよねぇ・・・)。

DINSHAREのドライバー(専用バックがついていて持ち運びや管理が便利)
先端パーツがたくさんついていてありがたい
狭いところはフレキシブルパーツでビス留めできて便利

実際の使い勝手や古民家リノベの様子はYoutubeで配信していますのであわせてご覧ください:)

投資や事業として考えるのであればプロに外注して時間短縮をしたあとに資金回収速度を早めて次の事業にいく方が正解ですが、自分達のスキルや経験を積んでいくプロセスを含めて発信して独自化・差別化する選択肢をいまはとっているので、時間をかけながら地道にコツコツ進んでいます。もうすぐ古民家を購入して2年ですがやっと形になってきました。

古民家のキッチン(エジソン電球と間接照明がお気に入り)
古民家の掘りごたつ(火鉢がお気に入り)

ここまでくるのは本当に長かった・・・。やってみて感じたのは「自分のリソースだけでやると進捗がめちゃめちゃ遅い」んですよね。そういうときは工具や家電を使ったり、友人・知人などにお願いして一緒にやっていくとよいです:)僕は家事が苦手なので古民家でも自動掃除機を導入して広いフロアを掃除してもらっています。

使い勝手はこちらの動画で説明していますが、拭き掃除機能や自動ゴミ廃棄機能もあって便利(最近の家電は進化がすごいですねぇ)。

特別に販売店からクーポコードを発行してもらったので興味のある人は覗いてみてください:)

商品名 : ロボット掃除機 Laresar L6 Pro
リンク : https://amzn.to/3hRdBrT
コード : 2VV8HRWX (1500円OFF)
期 限 : 2022年6月30日まで

03 無計画にいきなり大きな決断をする

いきなり会社員を辞めて移住する人が少なくない印象なのですが、少しコストがかかるとしても最初は「週末移住 or 二拠点移住 or 二段階移住」をおすすめします。背水の陣で脱サラして田舎暮らしや古民家リノベ に取り組んでうまくいっている方もいますが、そういった方の発信ばかりを信じてしまうと

・収入の課題(仕事)
・人間関係の課題(職場・近隣住民)
・環境の課題(虫・不便さ)

のいずれかがあわなかった場合に撤退するのが超大変。うちの場合は二拠点で完全に移住はしていないですし「いつでも売却・撤退できるような設計」をしています。目の前のことに集中する「ミクロの目線(アリの目)」と将来的にどう運営・退却するのかを考える「マクロの目線(タカの目)」があるといいですね:)

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30歳のド素人が築100年の古民家で半農半Xをはじめた話」では「田舎暮らしで自然に囲まれながら素敵な丁寧な暮らし」を目指した僕たちがボコボコにされているリアルな話を書いています。虫食いやら病気やらで植物を枯らしまくっているのですが農家さんへの尊敬の念がすごいです。あわせてお読むと田舎暮らしのリアルがわかります。

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田舎暮らしや移住はキレイな部分だけではないので、失敗しないようにしっかり準備するのがおすすめです。

追記:表では書けないここだけの話

さて、ここからが本題です(前置きが長い)。そもそも論なのですが「日本の地方は人口減少に歯止めがかからず多死社会を迎えゆるやかに消滅」していく地方が多いです(ほぼ決定事項)。ざっくりした計算ですが2040年に若年女性が50%以上減少する「消滅可能性都市」は896市区町村/1718市区町村=約52%に及ぶんですよ(参考:日本創成会議提言資料)。地方は税収が小さいのにインフラ維持に莫大なコストがかかる無理ゲーなうえ、社会保険料・各種税金・物価・公共料金はあがるのに給料はあがらず人口減少が加速度的に進む負のループど真ん中なのが現状なわけです。

とはいえ日本の政治や経済は変わりません。なぜならいまの日本はシルバーデモクラシー(高齢者民主主義)だから。経済・政治の中心は一部の既得権益を持つ高齢者の場合が多いので、彼らに有利な仕組みが優先されるわけです。若者はいつでもそんな役まわりを押し付けられるので世知辛いですねぇ・・・。

そんな絶望的な日本で生き残る方法として僕が必須だと考えているカードが5つあります。生き残るための戦略を具体的に説明をしていくと

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