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【インタビュー】農薬不使用野菜で創る、野菜菓子専門店『ATELIER SHIN.』代表 大廣真哉さん

このシリーズでは、エシカルな活動をしている方々をインタビューし、ご紹介していきます。エシカルに取り組む方々のことを知っていただき、ご自身の活動の励みや、ライフスタイルにエシカルを取り入れるきっかけとして頂けたら嬉しいです。

トマト670

第3回目は、ATELIER SHIN.の大廣真哉さん。
大廣さんは、国産農薬不使用野菜と無添加のお菓子専門店『ATELIER SHIN.』の代表兼お菓子職人、そして『PEC-EARTH  JAPAN』という団体運営をし、環境活動家としても活動されています。ATELIER SHIN.のお菓子には自然な季節の野菜や無添加でシンプルな材料を使用し、食品廃棄ロスを減らすためにお菓子は注文が入ってから作るなど、一つ一つ丁寧に手作りした商品を提供しています。現在の活動につながった経緯など、大廣さんのお店や活動についてお話をお伺いしました。

現在どのような活動/事業をされていますか?

農薬不使用、又は有機栽培のお野菜を使って野菜のお菓子を販売しています。食品添加物に該当するものは使わないので、色素や、重曹、ベーキングパウダーなども入らない、身体にも環境にも優しいお菓子を製造、販売しています。

活動/事業をはじめるきっかけは何ですか?

お菓子屋さん(パティスリー)に勤めているときに、毎日捨てられる大量のケーキを見て、これが当たり前になってしまう未来は作ってはいけないと思い、ゴミ問題に興味を持ちました。その後、日本の大量に使われる農薬の問題を知り、この二つの問題に対してアクションを起こしていきたいと思い、起業を決意しました。

野菜のお菓子箱詰め

活動/事業をする上で、大切にしていることはありますか?

旬を大事にしています。旬に旬のものをいただく、それは食材の栄養を最大限いただくことが出来ますし、環境の負荷も5倍違うと言われているので、野菜菓子専門店ATELIER SHIN.では、旬のお野菜を使ったお菓子の販売をしています。

これまで活動/事業をしていて、大変だったことや苦労したことはありますか?

事業を始める頃、野菜でお菓子を作る人がほとんどいないことと、市場に美味しいお菓子がありませんでした。なので美味しい野菜のお菓子を作るノウハウがなかったので、そのノウハウができるまでに、丸2年を使った時が、一番辛く苦しかったです。

活動/仕事をしていて、一番やりがいを感じるときはいつですか?

特に焼き菓子などに言えることかもしれませんが、野菜のお菓子を作る上でフレッシュな野菜を入れることはとても珍しく、他ではあまり真似されません。理由は賞味期限が短くなってしまうということです。ですが逆を返せばフレッシュで、一番野菜の個性を出すことのできる状態で、お野菜を使っているので、味が濃く、香り高く仕上がります。そのため、お客様から感謝のお手紙をいただいたり、野菜のお菓子がキッカケで、お子さんがお野菜を食べるようになったと教えていただけることは、この仕事をしていて本当に良かったなと思います。

ピーマンのクッキー500x500

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