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2023年3月19日 快晴の高野山へ その2 三鈷の松から東塔

さて、前回の続きです。
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さて、まだまだ壇上伽藍だんじょうがらんを歩きます。

中央にそびえるのは、「三鈷さんこの松」です。

かつて弘法大師空海は、留学していた唐の地より…
真言密教をひろめるにふさわしい場所はどこか、と念じながら三鈷を投げたそうです。

かくして、唐から投げられた三鈷は、高野山の1本の松に引っかかっていたんだとか。
この松の葉っぱは少々変わっていて、3本の松葉が1つになっています。
(通常の松は、2本ですよね)

そんな「三鈷の松」の松葉は、縁起物としてお守りにする人が多いです。
ちなみに私の財布の中にも、かなり前に拾った三鈷の松葉が入っています。

写真左の、朱塗りが鮮やかな建物は「根本大塔こんぽんだいとう」です。
真言密教の根本道場におけるシンボルとして、建立されました。

根本大塔は、内拝が可能です。
ちなみに拝観料は、500円となっています。

高野山の参与会員(年会費1万円)になると、山内の有料施設が1年間無料になる「年間パスポート」がもらえます。
年パスは、本人のほか同行者1人まで、拝観料が無料になります。

年間1万円ですが、高野山で一番お値段が高い「霊宝館」の入館料が、1300円。
夫と二人で行くと、2600円。

年に4回、霊宝館に行くと、元が取れます(笑)
夫は彫刻をするので、しばしば霊宝館を訪れます。

…話がそれました。

さて、壇上伽藍境内。
こちらは、「孔雀くじゃく堂」です。

ご本尊は、快慶作の孔雀明王。
現在、快慶作の孔雀明王は、霊宝館に安置されています。


こちらは、御影堂みえどうです。
もともとは、弘法大師空海の持仏堂として建立されましたが、後に真如親王直筆の「弘法大師御影像」を奉安し、御影堂と名付けられました。

画像右が御影堂、その奥にある小さな建物は「准胝堂じゅんていどう」です。
左に小さく見えるのが、鐘楼しょうろうです。

こちらは、不動堂。

鳥羽上皇の皇女である八條女院はちじょうにょいん内親王が発願され、行勝ぎょうしょう上人によって建立されました。

ご本尊は不動明王。
不動明王の眷属けんぞくである「八大童子《はちだいどうじ》」は、仏師運慶の作です。

建物と八大童子は、国宝に指定されています。

さて、さらに境内を進みます。

こちらは、東塔です。
朱塗りが鮮やかに残っているな…と思ったら、昭和59年(1984年)に再建された建物でした。

さて、壇上伽藍から「蛇腹道《じゃばらみち》」を歩き、金剛峯寺を目指します。


蛇腹道の道中、かわいらしい馬酔木あせびの花を見つけました。

さて続きます。
まだまだ続きます。
…いつになったら終わるねん。

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