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映画レビュー

140
記憶に残った映画の記録として。
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#映画感想文

映画レヴュー(135)「マスターズ・オブ・ホラー」

2018年公開のホラー映画。5人の映画監督(アレハンドロ・ブルゲス、ジョー・ダンテ、ミック・…

栗林元
1日前
9

映画レヴュー(134)「鵜頭川村事件」(WOWOW 2022)

2020年の小説「鵜頭川村事件」(櫛木 理宇)のドラマ化。あの「死刑に至る病」の作者である。 …

栗林元
3日前
2

映画レヴュー(130)「ブラック・ダリア」

1947年にロサンゼルスで実際に起きた猟奇殺人事件「ブラック・ダリア事件」を題材としたジェイ…

栗林元
10日前
4

映画レビュー(129)「プラチナデータ」

「プラチナデータ」から犯人を特定する最先端のDNA捜査が可能になった近未来。目指しているの…

栗林元
12日前
2

映画レビュー(128)「ラーゲリより愛を込めて」

 辺見じゅんの「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」の映画化作品。  シベリア抑留で亡くなっ…

栗林元
2週間前
6

映画レヴュー(126)「死刑に至る病」

 これは傑作。高いテンションでラストまで引っ張られる。  主人公の大学生・雅也のもとに一…

栗林元
2週間前
5

映画レビュー(124)「クワイエット・フォレスト」

「クワイエット・プレイス」みたいな作品を想像すると肩透かしを食らう。原題は「闇」とか。  物語はすべて森の中。アリゲールは深い森の中で父と兄、妹の4人で暮らしていた。病気がちな妹を看病する彼は、父親の言いつけで生まれてから一度も家から出たことがなく、外の世界に憧れを抱きながらも、大きな唸り声をあげて家の周りに群れる怪物に怯える日々を送っていた。わずかな物音や気配を察知し人間を襲う謎の怪物だと言うのだ。  ある日、食料の調達へと向かった父と兄。しかし、帰ってきたのは父のみだった

映画レビュー(122)「ドロンジョ」

2022年のドラマである。貧しさと暴力の中で育った泥川七音(なお、ドレミ)が、ボクシングを通…

栗林元
3週間前
6

映画レビュー(121)「ゴー!ストップ・バスターズ」(吹替版)

ホラーコメディの快作。ゴーストバスターズのパロディっぽく売ってるけど、実際は「エクソシス…

栗林元
3週間前
4

映画レビュー(120)「ドント・ヘルプ」

 ある夜、3人姉妹の強盗が上院議員の家に侵入する。現金を要求されてやむなく盗みに入ったの…

栗林元
3週間前
10

映画レビュー(118)「FREAKS フリークス 能力者たち」

傑作SFでした。 物語は7歳の娘クロエの奇妙な日常から始まる。異様なまでに外を恐れて娘を出…

栗林元
4週間前
6

映画レビュー(117)「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」

 東海テレビ制作・フジテレビ系全国ネット 「リカ~リバース~」の続編映画。原作は五十嵐貴…

栗林元
4週間前
5

映画レビュー(116)「バーバラと心の巨人」(2018年 米)

寓意に満ちたファンタジー。 主人公バーバラはダンジョンズ&ドラゴンズのようなレトロゲーム…

栗林元
1か月前
4

映画レビュー(115)「マッド・マックス・フュリオサ」

封切日に、劇場へ足を運んだ。それだけ期待してたが、それは裏切られなかった。未見の読者のためにネタばれはしていないから安心してお読みください。内容よりも「作者と作品」といった創作系の記事にもなってます。 異形のヒロイン前日譚  物語は、「怒りのデスロード」の前日譚である。  前作でマックス以上の強烈な印象を与えたフュリオサ。監督ジョージ・ミラーの脳内では、そのまま放っておけないキャラになっていたのだろう。なぜ片腕を失ったのか、ボスたちに対する怒りの原因は、等。  作者は、物