公務員からスタートアップ転職、2年で4倍
引用:日経新聞
以下、要約。
公務員からスタートアップへの転職者数が増えており、2022年度は2年前の4倍に達しました。主な転職理由として、終身雇用を放棄し、社会の問題を解決する新たなフィールドで活躍したいという志向が挙げられます。
浅山龍文さんは経済産業省の公務員から医療スタートアップに転職し、医療データの標準化事業に従事しています。エン・ジャパンの調査によれば、スタートアップに転職した公務員の数は2020年度の4倍に増え、その比率は30%に上昇しました。
しかし、公務員からの人材流出は国力の低下や地方の空洞化につながる可能性があります。米国では公務員と民間企業の間での人材の双方向の移動が一般的であり、日本でも同様の移動を促進する制度が必要となります。
また、公務員からスタートアップに転職する動きは、公務員の仕事の厳しさとスタートアップが社会的課題を解決しようとする傾向、そしてスタートアップでの収入増加の可能性によって加速しています。しかし、新卒者にとってのスタートアップの人気は依然として低いです。
最後に、公務員数は国家と地方合わせて約340万人で、公務員の働き方改革は急務となっています。公務員総合職の入省5年未満の退職率は10%であり、公務員からの転職希望者は増加傾向にあります。
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