teacher_com【情報発信用】

教員から転職し、起業。 ▼忙しい教員のために日経新聞を要約 ▼経験から気づいたことを書…

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教員から転職し、起業。 ▼忙しい教員のために日経新聞を要約 ▼経験から気づいたことを書く雑記 ▼留学経験あり【約1年間】 ▼サッカー海外留学経験あり ▼83キロ→69キロ・体脂肪9%になった万年ダイエッター ▼趣味は美容・ダイエット・料理・読書 ▼婚約破棄経験あり

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教員残業代、見えてきた「半世紀越しの増額」

引用:日経新聞↓↓ *これは記事の要約です* 「ブラック職場」という状況が中央省庁だけでなく、公立学校の教育現場にも当てはまってきており、賃上げや働き方改革が必要な状況となっています。しかし、改善の兆しも見え始めています。 中央教育審議会は、教員の確保策や教員特有の問題について議論を行い、新たな方向性を示すことを計画しています。 1971年に制定された教職員給与特別措置法(給特法)により、公立小中学校の教員には残業手当が払われず、その代わりに月給の4%に相当する教職調整

    • 欧米、教師不足が深刻化 コロナで離職

      引用:日経新聞↓ 欧米の学校で現在、教師不足が深刻な問題となっています。この状況の一因は新型コロナウイルスによる影響です。パンデミックの間に多くの教師が職を離れ、別の職に就くなどし、再雇用が困難となっています。さらに、歴史的な高インフレも影響しており、より高給の職への流れが加速しています。 具体的には、2020年2月から2022年5月までの間に、少なくとも30万人の公立学校職員が退職したと米メディアは報じています。これにより、生徒一人あたりの教師の数が減少し、教員の負担は

      • 60代社員を現役並み処遇 人材確保

        引用:日経新聞↓↓ 人手不足に対応するため、日本の企業がシニア人材の活用強化に動き始めています。例えば、住友化学は2024年から60歳以上の社員の給与を倍増し、定年も段階的に65歳に引き上げます。 同様に村田製作所も定年を65歳に上げ、60歳以上の賃金体系を見直します。 今後10年間で60歳以上の比率が3%から17%に増えると見込まれており、シニア人材の活用が必要性を増しています。 この動きの背景には、労働力の減少と人手不足の問題があります。 90年代のバブル期に大

        • 公務員からスタートアップ転職、2年で4倍

          引用:日経新聞 以下、要約。 公務員からスタートアップへの転職者数が増えており、2022年度は2年前の4倍に達しました。主な転職理由として、終身雇用を放棄し、社会の問題を解決する新たなフィールドで活躍したいという志向が挙げられます。 浅山龍文さんは経済産業省の公務員から医療スタートアップに転職し、医療データの標準化事業に従事しています。エン・ジャパンの調査によれば、スタートアップに転職した公務員の数は2020年度の4倍に増え、その比率は30%に上昇しました。 しかし、

        教員残業代、見えてきた「半世紀越しの増額」

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        • 私が教師をやめるまで
          11本

        記事

          教育費格差「ワニの口」に

          日経新聞要約シリーズ 所得階層による教育費の差が広がり、特に年収1200万円以上の高所得者層の支出が増加している。教育費には授業料、補習教育(塾など)、教科書・学習教材が含まれるが、特に補習教育における格差が顕著である。 高所得者層と中低所得者層の教育費の差が広がる一方で、家計の負担も増え、少子化が進行する可能性も指摘されている。データ分析専門家は、高所得者層の教育投資増加と補習教育費の引き上げが公教育への不安を増幅させる一因であると述べている。 また、教育費の増加によ

          教育費格差「ワニの口」に

          授業で生成AI、活用一歩 文科省指針「限定利用から」

          引用:日経新聞 以下は要約 日本の文部科学省は生成AI(人工知能)の初の学校教育指針を公表し、将来的には思考力や創造性の向上を狙う。その一方で、著作権侵害、偽情報拡散、創造性への影響などのリスクを鑑み、「限定的な利用から始めることが適切」と強調。 AIの教育現場への不適切な利用に関する具体例も提供した。 既に多くの学校ではAIを活用している。生成AIは情報収集や知識習得時間を短縮し、深い思考や議論に時間を費やせるというメリットがある。 全国の小中学校では既に学習用端末

          授業で生成AI、活用一歩 文科省指針「限定利用から」

          変わる高校生の職業意識 

          引用:日経新聞 国立青少年教育振興機構が日米中韓の高校生の進路と職業意識について調査し、その結果、日本の高校生は安定性を求め、仕事よりも趣味や自由な時間を重視する傾向が強いことが明らかとなった。 一方で、起業意欲は弱く、転職や挑戦への意欲も低い。 調査は、日本約4800人、中国約3800人、米韓各約1800人の高校生から回答を得た。日本では「安定志向・生活重視」が特徴で、84.5%が「暮らしていける収入があればのんびりと暮らしたい」、84.7%が「自分の趣味や自由な時間

          変わる高校生の職業意識 

          日本の数学力に危機感 数学五輪、20年ぶり国内開催(日経新聞要約)

          千葉市で開催された「国際数学オリンピック」は、日本が数学の頂点を目指すための課題を明らかにした。日本の高校生は数学の国際競争でなかなか突出せず、この課題の改善は急務だ。特に、この困難は高等教育段階での指導改革を必要としている。 日本の数学教育の成果は15歳までの段階では高く評価され、OECDのPISA調査では日本は1位を獲得した。しかし、高校生のエリート層で競争する国際数学オリンピックでは、米国、ロシア、韓国、中国などの強豪に対抗するのが困難である。数学の研究でも、日本の存

          日本の数学力に危機感 数学五輪、20年ぶり国内開催(日経新聞要約)

          私が教師をやめるまで#外伝1

          【外伝#1】ある日のやり取り 私「先生、今日の授業はどうしますか?」 教員A「え?授業?ああ、そうだった。今日は自習だよ」 私「またですか?先生、最近ずっと自習ばかりで……」 教員A「別にいいじゃないか。自分で勉強する方が身につくだろう」 私「でも先生、テストも近いし、わからないところも多いし……」 教員A「じゃあ質問すればいいさ。俺はここにいるから」 私「でも先生、質問しても答えてくれないじゃないですか」 教員A「そんなことないだろう。ちゃんと答えてるよ」

          私が教師をやめるまで#外伝1

          私が教師をやめるまで#19~#20

          【第21話】問題は生徒のみではない:モンスターペアレンツの私 前編 生徒たちとも仲が良く、授業も楽しくやっているつもりだった。 しかし、ある日、一人の保護者から電話がかかってきたことで、私の平穏な日常は一変した。 「先生、娘が勉強が苦手だと言っています。どうしてですか?」 電話の主はA子さんという生徒の母親だった。A子さんは成績は平均的だが、授業態度は良くて積極的に参加している生徒だった。 「A子さんは勉強が苦手だとおっしゃいますか。でも、授業ではよく頑張っていますよ

          私が教師をやめるまで#19~#20

          私が教師をやめるまで#18

          【第18話】ネグレクト:関心のない家庭で育つ子供の実態 ある日私が担当するクラスの中で、Bさんという生徒の存在に気がついた。 Bさんはいつも一人で学校に来ていた。 授業中も机にうつむき、周りとのコミュニケーションもほとんどとっていなかった。様子が心配になり、何度か話しかけてみたが、彼は何も話さなかった。 ある日、私は彼を呼び出して話を聞くことにした。 彼は何も話さないまま、うつむいていた。 時間をかけながらコミュニケーションをとって、話を聞いていくと、彼が自宅でネグレ

          私が教師をやめるまで#18

          私が教師をやめるまで#16~#17

          【第16話】衝撃の告白:妊娠したしまった生徒との関わり 前編 私は生徒たちと仲が良く、特に2年生のクラスでは信頼されていた。 理由としては、ただただ若くて、話のわかるお兄さん的キャラだった、というだけ。教員は若いというだけでちょっと有利に働くことが多い。 ある日、私は放課後に教室に残っていた女子生徒に声をかられた。 彼女の名前はAという。彼女の成績はそこそこではあるが、性格は非常にあかるくスポーツも得意な人気者だ。 しかし最近は元気がなく、授業にも集中できていない様

          私が教師をやめるまで#16~#17

          私が教師を辞めるまで#14~#15

          【第14話】生徒との関わり:自分が好きになれば相手も必ず振り向く 前編 私の学校は、世間でいう「教育困難校」であった 生徒たちは授業に興味を示さなかったり、暴力やいじめを起こすこともしばしばあった。 私は教師として生徒たちに受け入れられるか不安だった。 初日から私が自己紹介しようとすると、 「お前誰だよ?」「興味ねえよ」「早く帰れよ」 といわんばかりの態度だった。 私は落ち着いて話そうとしたが、生徒たちは聞く耳を持たなかった。 私はどうすればこのクラスと仲良くなれ

          私が教師を辞めるまで#14~#15

          「嫉妬」は「やる気」の源

          嫉妬するのはよくない 僕はこの意見に大反対だ 嫉妬心は自分を大きく成長させるチャンスになる 嫉妬する=むかつく このサイクルが非常に大事だと思う 何度も言うが、私はむかつくことを肯定している 嫉妬して、ムカついた分 必ず成長できる さぁ、今日も嫉妬しよう。

          「嫉妬」は「やる気」の源

          私が教師をやめるまで#13

          【第13話】信頼の獲得:生徒たちと信頼関係を築く #1 当初に少し話を戻そう。 私が担当するクラスは問題児が多いと噂されていた。 初日の自己紹介では、生徒たちは無関心な様子で私の話を聞かなかった。授業中も騒がしくて、私の声はかき消されてしまった。 「どうしたらいいのだろう…」 私は悩んだ。生徒との信頼関係を築くにはどうすればいいのか、分からなかった。 ある日、私は放課後に教室に残って授業準備をしていた。すると、一人の男子生徒が入ってきた。 「先生、ちょっと話があ

          私が教師をやめるまで#13

          私が教師をやめるまで#11~#12

          【第11話】ADHDの生徒との関わり:現実はものすごく残酷だった 前編 担任しているクラスにはADHDの生徒もいた。 彼は授業中も落ち着きがない時もあれば、疲れ切ったように机に突っ伏しているときもある。また自律神経の問題もあり、朝がとても弱い。 忘れ物や遅刻も多くて、時間や約束を守ることもできなかった。 課題ももちろん出すことはない。 しかしながら、テストの点数は学年で真ん中程度であった。 となると、彼は周囲の先生から「さぼっている」と言われるようになる。 彼に対

          私が教師をやめるまで#11~#12