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②身体が教えてくれたこと〜できていることに目をむけた先に〜

こんにちは、Gakuです。
現在僕は坐骨神経痛と椎間板ヘルニアの痛みに悩みながら日常を過ごしています。似たような状況にいらっしゃる方の何かの役に立てればと思い、体験談やそこからの学びをシェアさせていただきますね。

◯状況はこんな感じでした


思い起こせば9ヶ月前から腰の痛みを感じ、痛みをごまかしながら生活を送っていました。その時は野外教育のインストラクターや教育プログラムのファシリテーターなどをしていたので、かなり身体を使うお仕事。痛みがありながらもごまかしながら仕事を続け、今年4月ついに椅子に座れなくなるほどの痛みが腰、お尻、太ももに生じました。4月からは10分も椅子に座れない、1000歩くらい歩くと腰と太ももに激痛が走る、20分くらいは立てる、寝ると少し楽(夜は痛みでなかなか寝付けない)という状況でした。

◯やってみたことはこちら

整形外科も4ヶ所通い、炎症どめの内服、湿布を処方され決められた量を毎日飲み続ける。ブロック注射も2種類ほど。整体も5ヶ所ほど通い、鍼治療、ハイボルト治療、マッサージ、カイロプラクティック、オステオパシーなどを受けました。自分でyou tube動画を見ながら体操、ストレッチ、筋トレも毎日朝、晩1時間ほど試す(自分でできる整体の本も3冊購入)。食事も和食中心にして栄養を取れるメニューに変えるなど、良くなることは自分なりに試してきました。

もう2ヶ月、思い通りに動かせない身体に苛立ち

上記のような治療を継続してきたのですが、即効性はありませんでした。
4月下旬から5月初旬が一番つらかった時期でした。

身体の自由がきかないと何が起こるかというと、心が弱ってくるんですね。なかなか治らない現状に不安を感じて、「このまま治らなかったらどうしよう」、「これから痛みとともに生きていくのかな」と。

正直しんどくて、何度投げやりになり、「もう無理かも」と思ったかわかりません。痛みが出るのが怖くて、歩きたくない。ちょっと無理して歩いてみると、翌日太ももに激痛が走る。痛みを感じたくないから、歩くのが億劫になり家から出られなくなる。身体を動かさないとますます弱ってくる。負のスパイラルですよね。

心と身体はつながっているんですね。身体を動かせないと心も落ちてくる。
この時はまるで人生のどん底にいるような感覚がありました。

できていないところにばかり目を向けていた

その時と比べると今はほんの少し良くなってきていると感じています。
でもですね、去年身体を自由に動かせた時と比べて、2割くらいしか思うように動かせないんです。もちろん長距離の移動もムリ、だって座ってられないんですもん。

気づいたら去年身体を自由に動かせた時の自分と比べて、今できていないところばかりに目を向けていたんです。

正直、去年まで3000m級の山に登ったり、ロッククライミングをしたり、自分の限界を越えるような身体の使い方をしていました。旅が好きで国内や海外をバックパッカーとして回るのも好きでした。あんなに動けていたのに今は、、何やってるんだろう、、と。

「こんな自分はダメだ」と無意識で自分を否定する言葉をかける日々。
動けなくなった自分の現実を受け入れられていなかったんです。

そんな時に助けてくれたのは家族、そして仲の良い友人でした。
ただただ話を聞いてあたたかい言葉をかけてくれました。
本当に感謝してますし、自分もそんな存在でありたいと心から思います。

家族や友人の助けを感じた時に、ふっと身体の力が抜け「できていない自分を許そう、身体が思うように動かない自分だって自分じゃんか。それで価値が変わるわけじゃない。今できることを淡々とやればいい。」そんな感覚になりました。

そう考えたときに、毎日ストレッチや体操はちゃんと継続できているじゃん。なるべく少しずつだけど散歩もできているじゃん。とできている点に目を向けられたのです。

本当は現実が小さく変わっていた

できていないことではなくできていることに目を向けた時に、実は前と比べてほんの少しずつだけど歩ける時間が長くなっていたんです。そして痛みが生じる時間も遅くなっていたんです。

一番つらかった時期と比べたら、少しずつ良くなっていることに気づきました。つい、過去のめっちゃ動けていた自分と比べて今の自分はだめだと思ってしまう。でも客観的にできている点に目を向けた時に、ほんの少しずつだけど、どん底の時と比べて前に進んでいるしよくなっているということに気づけたのです。そして「良くなるかもしれない」と希望が見え、毎日を大切に過ごそうというエネルギーが湧いていきました。

このことから、「どの視点で物事を見るかで、日々の質が変わってくる」ということを学びました。視点を変えたことで、「こんな自分はダメだ」という自己否定や「もう治らないのかもしれない」という不安でのエネルギーの消耗が減りました。治ってイキイキと動いてビジョンを実現している未来の自分にエネルギーを使える。そして自分が見ようとする視野、視点と行動で現実はいくらでも変えていけるんだと。

もちろん、日々痛みでメンタルのアップダウンはあります。そんな悩みや苦悩とも一緒にいながら時には立ち止まり、前に進んでいくことを願って。


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