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けふの一句/5月21日


靴擦れの綺麗なピンク山開き


表題の「見えない傷」は精神的な傷をイメージしてつけたが、靴擦れはまさに「見えない傷」である。足フェチの僕はおつぱいより、お尻より、足の裏に興奮する。靴擦れは踵だらうが、足の裏、足の指につづく第三のフェチポイントである。女はくるぶしより下の部分だけあればよい。ピンクといふところに僕の愛が溢れてゐる。


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見えない傷(春陽堂書店)
著者:北大路 翼
二〇一七年以降の作品から厳選収録。新宿の片隅から世の中を憂う第三句集。これまでの“アウトロー”とは異なる、加藤楸邨からの”本格派”の系譜。

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|この記事を書いた人

北大路 翼(きたおおじ・つばさ)
1978年5月14日、神奈川県横浜市生まれ。種田山頭火を知り、小学5年生より句作を開始。2011年、作家・石丸元章と出会い、屍派を結成。2012年、芸術公民館を現代美術家・会田誠から引き継ぎ、「砂の城」と改称。句集に『天使の涎』(第7回田中裕明賞受賞)、『時の瘡蓋』、編著に『新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」アウトロー俳句』『生き抜くための俳句塾』『半自伝的エッセイ 廃人』『見えない傷』など。新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」家元。「街」同人。砂の城城主。
Twitter:@tenshinoyodare
連絡先:shikabaneha@gmail.com

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