差別化をねらう戦略に、必要な情報とは?
ブランドディレクターの萩原です。
今日は「質の高い戦略に必要な情報とは?」というテーマについてお話ししたいと思います。
タイトルがそのまま結論なのですが、
戦略を考える際に是非意識していただきたいことを書いていきたいと思います。
情報は大きく分けると2種類ある
ブランディング、マーケティング戦略を考える際、
まずは自社(商品・サービス)が現在置かれている状況の分析から入ります。(環境分析)
マクロ分析と呼ばれる外部環境の分析から入り、ミクロ分析の競合、ニーズ、自社の分析まで行います。
徹底的に、成功確率が高い場所を探し出した上でそれに適した戦略を立てなければいけません。
(環境を知らずして戦略は練れない!)
この環境分析を行う際にやってしまいがちな失敗例が、
「誰かからの情報だけを鵜呑みにしてしまうこと」です。
情報には、大きく分けて「一次情報」と「二次情報」があります。
一時情報とは、自らが直接体験して得られた情報のこと。
一方で二次情報とは、一次情報を持っている他人から得た情報のことです。
ブランディング、マーケティング戦略を考えるときはこの一次情報と二次情報をうまく使い分けていかなければなりません。
価値が高いのは圧倒的に一次情報
一次情報の特徴としては、
・信頼性が高い情報
・差別化された情報
などがあげられます。
「信頼性が高い」については、
一次情報は自らが直接体験したり、検証したりして得られた情報なので、
事実と異なることはありません。
よって…ネットのどんな情報よりも信じられる情報です。
反対に二次情報は信頼性が一次情報よりも劣ります。
ネットに転がっている情報も基本的に二次情報です。
二次情報の極端な例として、身近なところで言うと「あの人〇〇らしいよ〜」という噂話。
噂話って…基本的に事実と異なっていたりますよね?
(関係ないですが個人的に噂話は苦手;;)
でね、ここが本題になります。
(前置きが長くてごめんなさい;;)
一次情報をあえて言い換えるならば「差別化された情報」です。
(情報に個性がある)
ネットで検索したら出てくる情報は、触れた人が多ければ多いほど、その情報を所持している人も多いということ。
つまり二次情報は非常に希少価値が低い。
個性がない。
だから…
二次情報によって構築された戦略は尖らない。
当たり障りないどこにでもある戦略と化します。
当たり障りない戦略は真似されやすいので、気をつけてください。
一次情報をもっと大切にしてほしい…!
一次情報にも欠点が
ここまで書かせていただいた通り、一次情報はとても価値が高いです。
なので一次情報を多く収集し、戦略の構築に役立てていきたいところです。
しかしながら、一次情報にももちろんデメリットはあります。
そのデメリットというのは、一時情報を取得するには「コストがかかる」という点です。
やっぱり自分自身が体験して情報を得ていくには、それなりに時間とお金は間違いなくかかります。
なので、短期的に多くの情報を得たいのではれば、二次情報に頼るしかありません。
(ここで二次情報が役に立つ!)
ただ、繰り返しになりますが、
あくまで参考程度にして、鵜呑みにし過ぎてしまうのはNGです。
まとめ
情報は人を介せば介すほど信頼性が薄れていくものです。
ネットに転がっている情報(二次情報)だけをあてにして分析をしてしまうと、失敗の確率が高い戦略が構築されてしまいます。
良い戦略を立てられる人の共通点は、一次情報を積極的に取りに行っているところにあります。
できるだけ一次情報を取得する様に心がけ、コスト的に難しいときは二次情報で補う。
(状況に応じたバランスが大事。)
ちなみに僕らの会社では、一次情報を何よりも大切にしているため、
自社で何度も仮説検証を繰り返しています。
(おそらく異常なほど、実験しています。)
二次情報だけでご提案することなんてできません。
提案に自信と根拠と精度を宿らせたいから!
それではまた^^
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