萩恵

気紛れな書き置き。

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気紛れな書き置き。

記事一覧

夢の記者

印象に残っている夢はどんなものがあるだろう。こう問い掛けた時に何と答えるかは相手によりけりだとは思うが、私がこれまで友人に問い掛けて返ってきたものは、恐ろしい夢…

萩恵
3年前
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夜の散歩

 東京に越して来て二年。僕はすっかりこの街に馴染んでいる。そう思い込まなければやっていけない。けど、案外都会というのは田舎者の集まりでもあり、東京生まれではない…

萩恵
3年前

Aとその他の会話

①会話文のみを抽出 「すいません、おくれましたっ」 「Bさん!」 「あれお前どこにいたんだ」 「いやぁ…」 「もしかして最初からいなかったとか?」 「最初はそこいたけ…

萩恵
3年前
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謎解きとゲーム

皆さんわんばんこ。略して萩恵こと、はぎちゃんです。 脱出ゲームもメジャーになった昨今ですが、『#全力で推したいゲーム』という企画があったので少し語る事にしてみま…

萩恵
3年前

幽霊が本当に見えてきた話

夏が終わろうとしているこのタイミングで、夏になると思い出す、『幽霊が本当に見えてきた話』をしたいと思う。 高校2年の部活動中、陸上部に所属していた私はマネージャ…

萩恵
3年前
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夢の記者

夢の記者

印象に残っている夢はどんなものがあるだろう。こう問い掛けた時に何と答えるかは相手によりけりだとは思うが、私がこれまで友人に問い掛けて返ってきたものは、恐ろしい夢や奇怪な夢である事が多いように思う。往々にして『恐怖』とは印象に残りやすいものだ。それに、どうせなら盛り上がる夢の話がしたいと思うのではないだろうか。ただ、個人的な理論ではあるが、人は自分の本当に蜜な話はあまりしたがらないと考えている。そも

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夜の散歩

夜の散歩

 東京に越して来て二年。僕はすっかりこの街に馴染んでいる。そう思い込まなければやっていけない。けど、案外都会というのは田舎者の集まりでもあり、東京生まれではない者も大勢いるのは確かである。
 そんな群衆に紛れているような僕は至って平凡な人間だ。
 元来、街をぶらつく事をあまりしない僕は、二年も住んでいるこの街のことをあまり知らない。家から一番近いコンビニとか、薬局とか、いざという時の病院ぐらいは把

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Aとその他の会話

Aとその他の会話

①会話文のみを抽出

「すいません、おくれましたっ」
「Bさん!」
「あれお前どこにいたんだ」
「いやぁ…」
「もしかして最初からいなかったとか?」
「最初はそこいたけど…」
「あのグループ、ウルセェしな」
「確かに〜私もあの席嫌かも」
「すいません」
「オレもあんまり煩いのは得意じゃないから」
「だから静かにしてくれる?」
「は、はい!」
「お前、実は強気だよなぁ」
「実は一番男前ですよね」

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謎解きとゲーム

謎解きとゲーム

皆さんわんばんこ。略して萩恵こと、はぎちゃんです。

脱出ゲームもメジャーになった昨今ですが、『#全力で推したいゲーム』という企画があったので少し語る事にしてみました。

推しゲーはそれなりにありますが、ワタクシ、ゲーマーという肩書きを名乗る程の者ではありません。

ただのゲーム好きとして、取り敢えずSwitchで一番好きなゲームを語ります。

□HUMAN fall flat(ヒューマンフォール

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幽霊が本当に見えてきた話

幽霊が本当に見えてきた話

夏が終わろうとしているこのタイミングで、夏になると思い出す、『幽霊が本当に見えてきた話』をしたいと思う。

高校2年の部活動中、陸上部に所属していた私はマネージャーと『幽霊は本当にいるのか』という話で盛り上がっていた。

確かその日は雨による基礎トレばかりで、お喋りが中心になっていたんだと思う。

怖がりなマネージャーは「幽霊なんて居ないって言い切れないけど、怖いから見えなくていいかな…」と心底怖

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