働きマン
2007年3月1日に投稿したブログより。
さて、本日読み終わった本。
表紙も中身も結構いい感じです。
主人公は日本にある外資系の会社で働く台湾人女性。
男女格差や文化の違いに揉まれながらも、地団駄踏みつつ真っ直ぐに前進していく姿がとても愛らしいです。
真っ当なコミカルタッチのビジネス小説。
この間読んだ小説同様、広告会社が舞台ということもあり、話の中身の濃厚さでは負けますが、異様なキャラクター造形の魅力では、こちらも負けていません。
いやー、いいです部長が。
その日の気分や相手によって、コロコロ変わる衣装とカツラ。初めて会った相手は度肝を抜かれます。
でも、本当に凄いのはその容姿ではなく、仕事を遊び、楽しく捉えるというそのスタイル。見習うものがここにあります。
ただ、やはり全編仕事の小説なので、読みやすいとはいえ、会社帰りに読んでても、全然読書という感じがせず、むしろ延長して仕事をしているような気がして、ちょびっと嫌気もさしちゃいます。
とはいえ、女性が幸せに向かってはばたく姿を上手く描いた良質な小説です。それに料理を食べる時とか、お茶を飲む時の描写は絶品です。
ちなみにタイトルはQing Niao(チンニャオ)と読みます。
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