権力に圧しない庶民の意地
2007年2月22日に投稿したブログより。
この作家は、こういうの書かせるとめちゃくちゃ上手いですねー。
裏店長屋の庶民たちが、権力を笠に着て傍若無人の振る舞いをする豪商や悪党どもに、ギャフンと一泡ふかせる話。
誰もが傷を背負っているからこそ、互いに寄り添って逞しく生きる長屋の住民たちの人情にほだされます。
別に何かに秀でたヒーローやヒロインがいるわけでもなく、ただただ、地道に生きる人間の力に感服します。
地味ながらも、スッと読みやすい人情物の佳作です。
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