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かっこいい男たちの西部劇

2007年2月17日に投稿したブログより。

なんだろう。アンタッチャブルとかの悪党版とでも言えばいいのだろうか。

殺し屋になるべくしてなった男の生き様を描いた活劇。決していい者ではないはずなのですが、とにかく仲間も含めてかっちょいいです。善良な人を傷つけてないという部分では真の悪党ではないのかもしれませんが。

原題は「under the skin」というのですが、邦題の荒ぶる血というのも上手い訳し方だなぁと思います。

果たして生まれた時から銃の申し子であった男の運命はいかに。

粗筋を書いちゃうと陳腐な話のはずなのに、読んでて視覚に強く訴えるものがあります。

主人公が自らの問題を解決するために立ち上がる時に、スッと両脇に仲間が寄り添うシーンなんて、うーん、映画っぽいですねー、いいですねー。

と言う訳で汚い男どもの血と汗にまみれた友情物語に餓えている方にはオススメの男汁満載小説です。

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