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スクワットのフォームはこうです!なぜ断言できるのか?本質的な問題


スクワットは、下半身を中心に全身の筋肉を鍛えることができるトレーニングであり、多くの人にとって効果的なエクササイズです。

その効果は、大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋など、下半身の主要な筋肉部位全てに及びます1。

しかし、個々の体の構造の違いにより、スクワットのフォームは人によって異なります。

人の骨格は胴体、上肢、下肢のそれぞれで特有の長さを持っており、これがスクワットのフォームに影響を与えるためです。
※人体の骨格によって適切なフォームが異なることを示した動画です。

例えば、足が長い人、手足が特に長い人、膝下の長さや骨盤の高さが異なる人など、同じ身長でも体の比率は様々です。

そのため、同じスクワットの指導を受けても、フォームは個人によって変わるのは自然なことです。

スクワットの指導においては、フォームの正確さも重要ですが、それ以上に重要なのはトレーニングの目的を明確にすることです。

・ボディビルダーは太い筋肉を作ること
・フィジーク競技者はVシェイプのアウトラインを強化すること
・パワーリフターはルール範囲内での最大挙上重量を扱えるフォームを獲得すること

目的に応じたトレーニングが求められます。

SNSやYouTubeで見かける様々なスクワットのフォームについては、発信者がどのような目的で情報を共有しているのかを理解することが重要です。

そのため、情報に干渉せず、まずはクライアントの目的を理解し、それに基づいたトレーニングを提供することが大切です。

何より「これはこうだ!」と発信しているのは、マーケティング戦略として取り入れ視聴回数を伸ばす手法でもあるため、やはり一次元的な情報だけにとらわれるのはとても危険です。

スクワットの効果を最大限に引き出すためには、正しいフォームで行うことが重要ですが、それは個々の体の構造に合わせたフォームである必要があります。そして、それぞれの目的に応じたトレーニングを行うことで、より効果的な結果を得ることができるでしょう。

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