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中国のスーパー「フーマー」が近未来過ぎるんですが!?

これが日本に上陸したら、それこそ引っ越ししてでも半径3kmの商圏内に住みたい。メリットはあってもデメリットらしいデメリットが思いつかないから。恐ろしいことに。

うらやましいと思った点は他にもある。

まず、消費者の安心のため、いけすの中を泳いでいる魚———買って帰ることも、有料で調理してもらってフードコードで食べることも可能———の中にも、QRコードやバーコードのタグがついている個体があり、産地を確認できるようになっているところ。これは中国でひどい食品偽装事件が頻発しているためだ。

2つ目は、ほぼ完全キャッシュレスであるということ。

フーマーでは購入した商品のバーコードを自分で読み取って会計するセルフレジが大半で、買い物客は専用アプリでAlipayのキャッシュレス決済を行っている。
上海・星空広場店に至っては現金が使える対面レジは1箇所のみ。ここに並ぶのは高齢者や外国人など、キャッシュレス決済に必要なアプリをダウンロードしていない人たちだ。
そもそもセルフレジに関しても、配送してもらう客のほうが多いのでそれほど混んでいないのだ。

そして3つ目。個人的にはこれが1番うらやましいのだけれど、バッグにまとめられた商品が店内の天井コンベアを通って配送される様子が売場からしっかり見えるところ。多分、暇だと思ったら、見える範囲ぎりぎりまで追いかけると思う。見てるだけで楽しいから。

日本の従来のスーパーと比べると、もはや時代遅れ云々では片付けられない絶望的な差を見せつけられた気がする。地方の商店街を片端から潰して回ったイオンの非道が可愛く思えるほど。

それにしても、こんな面白い「スーパー」がでてきてるのに、なぜ日本ではニュースにならないのだろう? 日本襲来の予定がないから?

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