夕方以降の運動は睡眠に悪影響を与えるのか?運動と睡眠に関する最近のメタ分析より
睡眠に悪影響を与える可能性があるため、なるべく夕方に運動しないようにしてる方は多いのではないでしょうか?
一方、平日に仕事をしている場合は、運動の時間が取れるのは基本的に夕方以降となってしまいます。
では、実際に夕方に運動することにより睡眠に悪影響をもたらすのか?
最近のメタ分析[文献1]において、11,717件のデータを参照し、夕方の運動を1回行った後の睡眠を、運動をしないコントロール群と比較して評価しました。
結果、コントロール群と比較して、夕方以降の運動は、レム睡眠と徐波睡眠を大幅に増加させ、ステージ1の睡眠(浅い睡眠)を減少させることがわかりました。
ただし、高強度の運動では、睡眠効率が減少し、中途覚醒も増えたとのことです。
本分析で分かったことは、夕方の運動が睡眠に悪影響を与えるといいうより、その逆でした。
夕方以降の運動により、
・入眠までの時間が短くなり
・総睡眠時間も増え
・睡眠効率も上がる
のです。
ただし、就寝時刻の1時間以内の運動や、激しい運動は睡眠に悪影響をもたらすのでやめましょう。
仕事終わりに、運動習慣を身に付けることが安眠の近道かもしれません。
また、すでに仕事終わりの運動習慣がある方は、心置きなく運動しましょう。ただし、激しすぎる運動はほどほどに。
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