ひとりごと6/21
余白について最近よく考える。
きっと本格的に断捨離をし始めたからだと思う。
思えば私は高校、大学の頃からバイトやサークル、習い事を掛け持ちしていた。
空いた時間は旅行や友人と遊んだり、とにかく丸一日家にいるということが苦手だった。
睡眠時間以外は行動時間だと思っていたので、たとえ一人でも旅行に行くのに抵抗はなかった。
好奇心旺盛で何でもやってみてから好きか好きじゃないか判断したいと思ったからだ。
頭ごなしにこれは合わないと決めつけたくなかったし、どんな小さな"好き"もたくさん知れば知るほど自分をるん♪とさせる引き出しが増えることに繋がる。
何より行ったことがある、やったことがある、という経験値は大きい。
前知識があればもっと楽しめたかな、と思うことも多々あるけれど、行かなければよかった、やらなければよかったと思ったことは一度もない。
そして、予定やモノがいっぱいあると不安や心配、寂しさを感じるスペースがなくなるのだと思っていた。
けれど、いっぱいあるイコール安心ではないのだ、ということにその当時は気づけていなかった。いや、頭ではわかっていても、体感的に気づいたのは最近かもしれない。
行ってみた、やってみた、たくさんのモノを持っていたこと自体を後悔しているのではない。
むしろ"から"だと思う。
行ってみたから、やってみたから、持っていたからこそ気づいたのかもしれない。
もうそんなに無理して詰め込まなくても大丈夫だよ、って心の奥の奥の方で呻いているような、持ちきれないほどのモノに疲れていたんだと思う。
不思議だなぁ。
あんなにたくさんのモノや予定があっても、ちょっとでも時間があると感じていたどうしようもない寂しさや苦しさが、今は丸一日家にいても苦しくない。
感覚ってこんなにも変わるんだ。
人って毎日変わるんだね。
新しくなるんだね。
きっと明日会社で会う人や、外で会う人にはどこも変わっていないようにしか見えないのだろうけど、自分がそう感じられるって凄いなぁと思う。
心をきゅぅっとさせるものはいらなくて、
穏やかでのびのびといられる自分でいたいなぁ。
いつも新しいものが入ってこられる余白を持っていられる人に。
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