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112. 過去のリーダーの仕事は「命じること(tell)」だが、未来のリーダーの仕事では「聞くこと(ask)」が重要になる〜ピーター・F・ドラッカー〜

みなさんこんにちは。

今回は、マネジメントで有名なピーター・F・ドラッカーさんの格言について紹介していきます。

ピーター・F・ドラッカーは執筆や教育、コンサルティング活動などを続けており、『「経済人」の終わり』、『企業とは何か』など40冊近い著作を生み出してもいます。


ピーター・F・ドラッカーとは

ピーター・F・ドラッカーは1909年にオーストリアのウィーンで裕福な家庭に生まれました。

1929年に「フランクフルター・ゲネラル・アンツァイガー」紙の記者になり、アドルフ・ヒトラーやヨーゼフ・ゲッペルスから度々インタビューの許可を得ています。

1933年に自ら発表した論文がナチス・ドイツの不興を買う論文を発表しロンドンへ移住しました。

アナリストを務めた後、1937年にアメリカに移住し、処女作の「経済人の終わり」を書き上げました。

1971年までニューヨーク大学の教授を務め、それ以降クレアモント大学院大学教授に就任し、執筆や教育、コンサルティング活動を続けました。


過去のリーダーの仕事は『命じること(tell)』だが、未来のリーダーの仕事では『聞くこと(ask)』が重要になる

ドラッカーさんの専門は政治、行政、経済、経営、歴史、哲学、心理、文学、美術、教育、自己実現など多方面に影響を及ぼしました。

東西冷戦の終結、高齢化社会、知識社会への転換など、社会の変化をいち早く示した現代社会最高の哲人であり、
マネジメントの体系を確立し、「分権化」「自己目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」などマネジメントスキルのほとんどを生み出したために、
マネジメントの父と呼ばれています。


時代の過去を見てみると、政治でも会社においても上層部が指示を出し、それに従うと言うのがこれまでの働き方でした。

この指示に従うことを拒否するだけで、虐殺されることも時代を見るとしばしばありましたが、戦争などが活発な時代にはそれが良かったのかもしれません。


ただ、上記にもあるように、戦争が終結し、知識社会へ変遷していき、社会の形も変わってきています。

上層部が考え、それにただ従うだけが仕事ではなく、各々に何ができるか、さらに良くしていくにはどうしたら良いか、考えていく必要があります。

そして、それをまとめるリーダーにもその力を求められています。

当初は命じることで従わせることが必要でしたが、今は聞くことで、全体として何が必要か、各々が考え共に課題を解決することが必要になっています。


状況によって形は変わるでしょうが、学校や会社、趣味や家庭など、それぞれの場合においても同じだと思います。

人と関わっていく上で、何が最善かを押し付けるのではなく、色んな意見を集約して、最も最善なものを選択していく必要があります。


最後に

今回は、「マネジメント」でも有名なピーター・F・ドラッカーさんの格言について紹介してきました。

リーダーの在り方について見てきましたが、時代や状況によって働き方や選択の仕方も変わってきています。

命じることで選択肢を減らすのではなく、各々の専門分野で知識を出し、それを精錬していくことで最適な答えが出てくるのではないでしょうか?

それを引き出すのも今のリーダーの仕事として大事なことになるので、僕も人の意見を大事にし、その場で何が一番良いのかを考えることに頭を使っていこうと思います。


みなさんも色んな状況があるかとは思いますが、周りの意見も取り入れつつ、今何が一番良いのかを考えてみてはいかがでしょうか?


それではまたどこかで。

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