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挑戦する勇気をもらった話

先日、前澤友作さんのドキュメンタリー映画の試写会に行ってきました。関係者の方々が参加し、私も出資いただいている関係でお声がけいただきました。

当日は、映画の試写会だけではなく、関係者との交流や、前澤さんが当時どのような心境だったのか。そのあと周りからどのような反応があったのか。また、今までの人生や価値観のお話などがありました。

そのお話を伺うなかで、改めて挑戦する意欲が湧き出たというか、挑戦する価値を再確認したので、その話を感情や記憶が新しいうちに言語化したいと思い、今回のnoteを書きました。

生々しい前澤さんを知ることができるドキュメンタリー映画

今回のドキュメンタリー映画の詳細は、実際に観ていただいたほうが早いと思うので、細かい話は避けますが、観た私の感想をひとことで言うと、より前澤さんのことが好きになりました。

そもそも今回撮られた映像は、映画をつくるために撮影された素材ではなく、活動記録用としてずっと撮影されていた映像です。従って、インタビュー用に構えた前澤さんではなく、日常の素の前澤さんが基本軸になっています。

もちろん取材のときと、日常のときに別人になってしまうという意味ではありません。どんな人でも、メディア向けに語ろうとするときは、聞き手のことを意識して、その人たちにわかりやすく伝えようとしたり、不要な余分なことは言わないようにしたり、ある程度のTPOを弁えたうえで、精査しながら話すと思います。

そのためカジュアルな部分、日常でふと思い浮かぶ些細なつぶやきのような表現や、相手のことを意識しない自分が思ったことをストレートに発する表現は、自然とメディア向けではカットされていきます。

しかし今回は、ただ日常記録用として側近の方が撮影されたものなので、その些細な内容が多分に含まれています。だからこそ、今までで一番生々しい前澤さんを知ることができるドキュメンタリー映像になっていました。

また、その撮影された側近の方というのが、今回映画を監督された平野陽三さん(一緒に宇宙に飛び立った方)です。

平野さんは、今まで誰よりも近くで前澤さんのことを見ていた方です。その方が映像を撮り、今回のドキュメンタリー映画も制作されています。リアルな前澤さんのことを一番よく知っている方が、一番前澤さんのことが伝わる編集をされていると感じました。

もし第一線で活躍されている名監督が今回の映画を制作されたら、きっともっと違うものになったのかもしれません。

しかし私は、今回の映画の監督は、平野さんがもっともふさわしい、平野さん以外あり得なかったんだなぁ、と観終わってからとても感じました。なぜなら、平野さんの前澤さんに対しての愛情や想いを感じられる作品だったからです。

前澤さんとずっと時間を共にし、誰よりも前澤さんのことを知っている人だからこそできる、生々しい映像や表現が随所に感じられ、その想いがなければ生まれなかった作品です。今まで映画監督をしたことがない平野さんの処女作品ではありますが、愛情あふれる最高のドキュメンタリー映画だと感じます。

だからこそ、観るとより一層前澤さんのことが好きになります。ぜひ皆さんにも、一度観ていただければと思っています。

平野監督、初監督としての上映、本当におめでとうございます!こんな素敵な、愛と挑戦を感じられる映画を作ってくださったことに、心より感謝申し上げます。


ちなみに、今回宇宙に行った感想のなかで、一つ印象深かったのが、

どれだけ地球を見ても、全然飽きなかった。
それくらい地球は美しい。

というお話がありました。

だから地球を見ると、戦争やることがアホらしくなる。この美しい星をとても大切にしたいという気持ちが湧き出る。だから各国の代表には、自分たちが生まれ育った地球を、ぜひ宇宙から生で見てほしいと。

今まで数々のアート作品を見てきて、いろんな経験もされて、ちょっとやそっとのことでは刺激を得ないくらいの人生を過ごしてきた前澤さんでさえも、まったく飽きずにずーっと見続けられる地球。それほど美しすぎる、最高のアートである地球を、私も一度で良いから見てみたいと感じました。

いろんな人に批判されても挑戦することをやめなかった

また、前澤さんが登壇して今までのことをお話しされるなかで、冒頭でお伝えした感情を揺さぶられる場面がありました。

前澤さんは、今までの人生、いろんな挑戦をされてきました。10代の頃のバンドから始まり、ZOZO事業の創業、数々の新規事業の立ち上げ、宇宙への挑戦など、細かいものも含めると数えきれないほどの挑戦をされています。

しかしその過程で、数えきれないほどの人から批判をされました。慮って伝えてくれる厳しい意見から、単なる誹謗中傷も含めて、他者とは比べものにならない尋常じゃないほどの批判を受け続けられてきました。

これは、それを受けている本人にしか味わえないことなので、側から見て感じる様子と本人の実感とは当然差異があり、代わることができないのでわかりません。私が今想像している以上に、いろんな感情が湧き出ているのだと思います。

それでも前澤さんが仰ったのは、

どんなに批判されても、
それでも挑戦をやめなかった。

皆さんも、挑戦はやめないでほしい。
ぜひ挑戦し続けてほしい。

と人生で挑戦することの大切さを、私たちに教えてくれました。

そのときの前澤さんから、今まで数々の葛藤があるなかでも、挑戦する人生を選んでやり続けた、そのいろんな想いが伝わってきました。

挑戦すると大変だけれども、でもその過程でいろんな仲間と出会え、それは挑戦したからこそ出会えた仲間であり、挑戦しなければきっと出会えなかった仲間。宇宙旅行にしても、いろんな人の力添えによって実現でき、感謝の気持ちで溢れているのを感じました。

比較することではないとはわかりつつも、私は、前澤さんと比べたらまだまだです。挑戦の量も質も、比べものにならないほど至っていません。それでも、2011年に起業しようと決意して、そこから経営してきたこの10年以上の月日は、自分なりの挑戦をしてきました。

いろんな批判も受けてきましたし、とくに創業から6,7年は全く芽が出ない暗いトンネルの時期がずっと続いたので、周りから厳しい反応だけをいただく期間がとても長かったです。

それでも諦めずに今まで続けてきたからこそ今があるので、今回前澤さんのお話を聞いて、心にグッとくるものがありました。

前澤さんでさえも、そのようなつらい状況を乗り越えながら挑戦の道を選ぶことをやめなかったというのを、改めて素の表現や感情で伝えてくださったことに、とても勇気をもらいました。起業家として、これほど励まされることはありません。(起業家の皆さんには、ぜひとも観てほしい!)

私も、同じように勇気を与えられる側の存在になるために、これからもさらに挑戦をし続けて、世の中に価値を提供できるよう、人生を謳歌したいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


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若槻嘉亮 Hiroaki Wakatsuki
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