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世の中に必要とされなかった何かを「HOPE」へ変えるサステナブルなアイデアたち。【はじまりの経緯】

「磐梯町・夢農園さとうの甘いトマトを煮詰めた、トマトソース。」をプロダクトの第一弾として2022年3月3日に予約販売を開始したProject HOPEのnoteです。

トマトソースですが、おかげさまで皆さまから好評をいただくことができ、順調にご予約いただいております。本当にありがとうございます。

前回はこのプロジェクトに対する私たちの考えをまとめたものを、コピペしてお茶を濁してしまったのですが、今回から少しづつ具体的にお話しできればと思います。

2020年夏。

Project HOPEは2020年夏、二日酔いでも作れるおうちごはんを投稿するインスタグラムアカウント「Hangover Plate」が福島県で活動する若手農家グループ「ばんだいジオファーマーズ」、そしてワーケーション施設である「LivingAnywhere Commons会津磐梯(LAC)」と出会ったことをきっかけに生まれました。

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といっても、すぐに形が見えたわけではなく、さまざまな会話や共同でのイベントやそれぞれの試行錯誤を繰り返しながら、少しづつ見えてきた感じです。

まずは何かを始めようということで、ばんだいジオファーマーズの皆さんに持ち寄ってもらった様々な野菜を使ってパスタやサラダなんかを作り、LACの目の前にあるサッカーコートに向かってひらけた開放的なテラスで夜遅くまで色々なことを話しました。酔っ払っていたので何を話したかは覚えていませんが、にんにくは脇役じゃなくて主役だ、みたいなこととかです。

それぞれの想い

ジオファーマーズの農家さんたちに共通してある思いは、一過性ではない持続可能なことを始めたい、若い人たちを巻き込みたい、磐梯の外にも向けたい、などでした。LACのコミュニティーマネージャーの蛯名さんはスポーツトレーナーとしての視点から、地産地消をはじめとして土地と体の関係性などの面から何かを形にしていきたいと考えられていたと思います。

磐梯町の町長さん佐藤さんからもお話を伺うことができました。「野菜だけではなく人も美味しい磐梯町。」これは、違うことを言おうとして言い間違えたという説が濃厚らしいです。

私たちHangover Plateとしては、インスタグラムで作る朝ごはんに何かしらのストーリー性を持たせたい、というのが出発点だったと思います。スーパーで買う知らない人の知らないトマトよりは、知っている人の知っている想いが詰まったトマトを使いたい、とかです。

このようなそれぞれの思いを実現していくにあたり、最適な形はなんだろう、というのをまとめる作業が始まりました。

ハングオーバーからの〜

といっても、次の朝、二日酔いで向かった喜多方で朝ラーを食べながら思いついた「ピザじゃね?」でまとまりました。

磐梯の食材(米粉・蕎麦粉)を使ったピザ生地の上に、磐梯の美味しい農家が作った美味しい食材(野菜やチーズ)をのせ、磐梯を再現する。ここから話が始まったんですね。喜多方で。

磐梯から何かを発信するにあたり、その中心は場所はどこだろう?もちろんLACになるだろうけど、ということを話し合う中で、ピザ窯を中心に据えよう、そのピザ窯を作るところから始めよう、話は進みます。

美味しい食材と美味しい人を繋げるコミュニティ。それは横、水平方向に広がる円。美味しい食材の地産地消や、体と土地のつながり、これは縦、垂直方向に広がる円。二つの円を合わせたら球体になりました。その中心にピザ窯を据える。

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この図を、自分たちがやっていることの概念図として、三者による共同のプロジェクトが始まりました。(図はフリー素材を集めて作りました)

ばんだいジオピザプロジェクト

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プロジェクトの概念であるこの球体が、ボールのように転がるのか、はたまた風船のように広がるのか、その時は特に意識はしていませんでしたが、ここからばんだいジオピザプロジェクトが始まりました。
このプロジェクトについては、あらためて詳しくお話しさせていただこうと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。

Hangover Plate Inc.


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