【書評】タカラモノ(ママの人生)
以前、インタビューをさせてもらったとき、和田裕美さんはそう言っていました。だからなのか、「小説を書いている」と聞いても不思議だとは思いませんでした。
実のお母さま(ママ)をモチーフにされるのも納得できました。小説家のデビュー作は、実体験をモチーフにすることが多い。『こうして私は世界No2セールスウーマンになった』『たくさん失敗して気づいた幸福のヒント36 (幸せレシピ)』などに登場するママのエピソードは、「小説のネタになってもおかしくない」と思えるものばかりだと思っていまし