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事業計画から資金調達、融資サポートへ

7月末で、勤務先を退職して1年になります(非常勤取締役としてたびたび出社するので、実感が薄いという問題がありますが)
その7月まで、ファイナンス強化期間と決めて、ファイナンスについて集中的に学んでいます。
cpa learning (のファイナンス分野)

やさしいビジネススクール(のコーポレート・ファイナンス)

そして
ファイナンスドリヴンキャンプ(株式会社Aoba-BBT(旧:株式会社ビジネス・ブレークスルー)

などを使っています。

会社を辞めたとき、自分の得意分野をどう決めていこうか、少しは考えました。基本、町の開業医のような立ち位置を目指していたので、専門分野を強く打ち出すつもりはなかったのですが、それでもある程度は示さないわけにはいかないだろうと思っていたのです(循環器内科とか脳外科とかまでの専門はいらないけど、内科か外科かくらいの分野は打ち出さないと、とイメージしていました)

大学院で学ぶ中で、経営理念や戦略についてサポートできたらいいなあ、と思い始めていました。その想いはいまも変わりません。独立後、新規事業や事業計画についてのご相談を受けることも増えました。
ただ、そうしていろいろお話しを伺って内容を煮詰めていくと、最終的に問題になるが
「やりたいけど金がない」
となってしまうことが多々ありました。そういうことをこの1年で痛感しました。

ファイナンス分野は僕にとって決して得意分野と言えるものではありません。正直、全く自信がない。

企業人として経理部長、経理担当執行役員というキャリアを積み重ねてきましたが、やりたくてやったわけではなく、会社からやれと言われたからやり始めたわけです。途中から兼務していた経営企画に専念したいと思った時期もありましたが、財務分野のあとを託せる人がいなかったので渋々やってました(経理を任せられる人はいましたが、財務(ファイナンス)を任せられる人は社内に皆無でした)。
ですから、積極的にこの分野で自分を売っていこうと思えなかったのです。

しかし、この1年で感じたこと、どんなにやりたいことがあっても、どんなに合理的で実現可能性の高い計画を立てても、先立つものがないと動けない。そうした事例をいくつも見ました。だとしたら、企業人時代のキャリアも活かし、状況にあった資金調達についてアドバイス・サポートしていくことに意味があるのだろうと思いました。金融機関出身の中小企業診断士はたくさんいます。大企業の財務出身者もいるでしょう。でも、中小企業の経理部長経験者は、いまだに会ったことがありません(金融機関から中小企業へ出向、転籍した人は除く)。その経験値を活かし、伝えられることを伝えていかないと、僕自身も損だし、支援先に提供する価値も半減してしまうと思います。

そもそも、いくら戦略のアドバイス、サポートができたとしても、資金がなければそれを実現させることが困難です。ですから、戦略だけ、資金調達だけでなく、トータルでサポートできる人間になりたいと思っています。
 
「資金繰りが厳しい会社のサポートをしても金にならない」
と言われたことがあります。それはそうかもしれませんが、金の話だけをするのもどうかと思います。
「理念が大事」「ミッションはなにか」
と支援先に話をしている僕が、自分の理念もなく金のためだけに動くのはまずいでしょう。言っていることとやっていることが違うのは、コンサルタントとして一番まずいと思うのです。

求められること、自分ができること、自分がやりたいこと、の三点が重なる分野で勝負したいと思っています。

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