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異物を身体にブチ込まれたわけですから何にも起こらないってこたないですよ

もっちもちな正月が明けました。

なんか私の全てが弾けて無くなりそうです。

この一年であんなに強く気高く美しくなったと思っていた自分が、年越し蕎麦を啜った途端にめっちゃ柔らかいドライアイスみたいに思えてきてしまいました。跡形もなく無くなるならせめて硬くありたかったんですけど。

こう不安に襲われた時は、どうにかその不安を言語化して咀嚼しないと、声もあげずに朽ちてしまいそうなので、今から不安の診察を始めます。先生よろしくお願いします。

とりあえずトリガーの大枠は見えているのでさっさと診察終わらせましょうね。今日は予防接種の子供がわんさかいますから。

「あー君の身体にイタズラしてるのは"突然現れた休暇"だね。これ良くないね。」
2020後半は意味わからないくらい忙しかった。それが心地良かった。こうやって衝動的に文章を乱打する必要のない健康的な生活。私が日々ぴんっと直立できているのは背骨のおかげでも筋肉のおかげでもなく「自分は何かをして何かを得ている」という確信のおかげ。ここ最近人に偉そうにアドバイスできていたのも、苛立ちにくくなっていたのも。
正月、学校もバイトも仕事も急に無くなった。不安不安不安。だからキーボードを乱打乱打乱打。そうしないと今の自分をどうにか肯定しようとする文章が脳内に流れて止まらない。無音なのに煩い。黙って欲しい。みんなの柱は何ですか。何でそんな姿勢を正して立ててるんですか。


今は長期休暇かつ緑の小池さんも大きい声出してるから人に会えないしやることない。結果脳みその占める内容も割合も全部狂ってしまって悪寒がします。


「なるほどね。それ、ダウンタイムです。」
身体の中身が急に変わっちゃったからびっくりしたね〜。これ乗り越えれば綺麗になれます、理想の自分になれます。そう信じて今はポカリとか飲んで体力つけて、突然体に入れ込まれた異物を自分の身体にしていってください。


「処方箋 ポカリ」

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