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「関西と関東」こんなところにも



関西と関東で味が違うというのは
昔からよく言われていますね。

特に顕著なのは、お店で食べる「うどん」と「そば」。

出汁の色が薄くて鉢の底が見えるのが関西系。
色が濃くて麺も良く見えないのが関東系。
ざっくり言うとこんな感じで分けられています。

同じ名前のカップ麺や袋麵(インスタントラーメン)も関西で売られているものと、関東で売られているものでは味が違うと言われています。
これは確認していないので、ご存じの方はお教えいただけると、ありがたいです。

お店の話に戻すと、個人的な感想で言うなら、
関西の出汁はうどんに合うけどそばにはいまいち。
逆に関東の出汁はそばには良いがうどんにはいまいち。
という印象があります。

もちろん。関西にも関東にも、そばもうどんも両方美味しいお店はあるので、一概には言えません。

四国のうどん屋さんのチェーンが日本中で大繁盛しているのをみると、
美味しいものはどこでもヒットする、というごく単純な真理だけがあるだけなのでしょうね。

そんなことを気にしながら、歩いていたら、
こんな自販機を見つけました。

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紙コップで提供するタイプですが、
関西風コーヒーと関東風コーヒーがありました。

どう違うのだろう、と見つけたその日は「関西風」を飲んでみました。

特にどうと特徴があるようには思えませんでした。

「明日、関東風を飲んでみると分かるかな」

と思いながらその日は帰りました。

それから、しばらくその自販機の前を通る機会がなく、
数週間たってから、ようやく味を確認する日が訪れました。

「これで疑問が解決される」

と意気込んで行ったのですが、
関西風関東風のコーヒーが・・・無いのです。


そのボタンがあったはずの場所には、完熟ぶどうジュースのボタンしかありません。

「ここで間違いないよな」

と、スマホを確かめると、撮った写真にはコーヒーのボタンとともに
「期間限定」の文字が。

結局、関西風関東風コーヒーの味の違いは確かめられず、
その後もずっとこのタイプの自販機を見つけては
関西風関東風のボタンを探してしまいます。

味ではなく、

「飲み過ぎになっても、比較するときは一度にするべき」

という教訓だけが脳に刻まれたのでした。


おわり






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夢乃玉堂
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