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「もはやフェイクなどとは呼べない芸術」・・・超絶技巧の美術展。


日本橋の三井記念美術館で行われている
「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」は、
フェイクの宝庫だ。

明治の工芸品から現代アートまで、金属、木、陶磁、漆、ガラスなど様々な素材を使った「超絶技巧品」の数々である。

説明するのはあまり意味がないので、撮影可能だった作品の写真をいくつかご覧頂こう。

まずはこの作品。
木の上に溜まった水滴を蝶々が吸いに来ている場面を描いているが
蝶々も木の上の水も全て木でできている。


水滴の盛り上がり、水によって色の変わった感じなどは
全く本物と見まごうばかりだ。自分の指で触感を確かめてみたくなる。


こちらは、スルメイカ。
勿論全て木でできている。

ご丁寧な事に、干す為に吊るしていたであろう洗濯ばさみまで
再現されている。

この木から作られた、錆びた道具箱とスパナ、ボルトも絶品だ。
使い古された感が素晴らしい。


その他にも、本物と見まごうものがたくさん並んでいる。





昨今フェイクばやりだが、こんなフェイクなら大歓迎である。

「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」
2023年11月26日(日)まで 日本橋 三井記念美術館にて

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