「語り」というエンターテインメントの、一つの頂点を見た!「百物語」白石加代子さんのライフワーク
白石加代子さんの百物語。亀戸カメリアホール
今回は1992年に東京・神保町の岩波ホールで上演された「第一夜」のアンコール公演だという。
「百物語をやるらしい」と聞いたのがもう30年近い昔。当時感じた「ひとりでただ本を読むだけなの?」という疑問や不安はもはや微塵もない。
それは、「朗読」が世の中に認知され、多くの人が携わるようになったという世間の変化だけではない。時代がどうであろうと、フロンティアとしての「百物語」は燦然と輝いているのだ。
個人的には後半の「箪笥」と「おさる日記」が好きだ。特に「おさる日記」の母親に切り替わる瞬間が大好きだ。
朗読において当然のように求めらる「演じ分け」の見事さ。発声だけではなく、聞かせ方、目線の使い方、どこをとっても魅了される力がある。「第一夜」当時の裏話や、朗読と演劇の違いなどの話も興味深かった。
つくばカピオホールなどでまだ公演が残っているらしいのでお時間のある方は是非。
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