グリム童話を読むことにしました。原文で。
幾度かの引っ越しを経てもなお、手元に残った1冊の本。それは…
Brüder Grimm
„Kinder - und Hausmärchen“
グリム兄弟による子ども達のための童話集ですが、カバーも帯もなくなってしまい、ひらに描かれた『長靴をはいた猫』のイラストが剥き出しになっています。
この本におさめられているお話はすべて原文になります。思春期の年頃まで住んでいた西ドイツで求めたものだからです。それなのに、手に取り、開いて、ページをめくっても、一度は触れたはずの物語がよみがえってきません。おかしいなぁ。笑
つまりちゃんと読んだのか定かではなく、だからそれほど思い入れもなく、なのになぜか手元に残ってしまったこの本を、2021年の今、そのまま読んでみることにしました。題名も。序文も。目次も。声を出して。できるかぎり正しい発音で。
そしてそれを配信することにしました。拙くて恥ずかしいのですが、思い切って。配信の頻度は週に1回。無理のないよう、マイペースにつづける予定です。
下に引用した文章は、本にある序文の言葉です。配信の初回に読みました。
◇ グリム兄弟の童話集|序文
子どものために編まれた本であれば、『童話(Kindermärchen)』だけでもよいのでしょうけれど、それをあえて『子どもと家庭のための物語(Kinder - und Hausmärchen)』としているところの意味を、窺い知ることができます。
実はこの記事をアップするにあたり、初回の配信を聞き直しましたが、久しぶりのドイツ語復習にふさわしく(?)、さっそく単語の読み間違えが1箇所ありますね(どこかはあえて触れません…苦笑)。
このように頼りない感じですが、たまにお付き合いいただけたら嬉しいです。
*参考*
アプリ版『独和大辞典 第2版』(小学館)
池田香代子訳『完訳クラシック グリム童話』(講談社)
◆ stand.fm グリム童話を読んでみるラジオ
◆ Instagram QULICO|寓天堂 guten.doo
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