ドイツ語の復習のため、グリム童話を原文で読み配信する試みをしています。
読み上げに使う本には59編の物語が載っています。それらの名前を3回に分けて読み終わりました。ひとつ前の記事にも書きましたが、それは難しかった!笑
◇ グリム兄弟の童話集|目次(3/3)
さて、題名をならべて見てみると、そこにはさまざまな職業名があることに気がつきます。生業の名称が登場人物の呼び名にされているところもあるようです。
ということで、目次にある職業をピックアップすると…
麦(作物)を育て収穫する Bauer(バウアー)さんと、その麦をひいた粉を売る Müller(ミュラー)さん。どちらも名字としてありますし、わりと多い印象です。また、服を仕立てるのに布を断裁する人を指す Schneider(シュナイダー)さんもよくみかける名字かと。さらには、羊飼いならぬ、がちょうたちを見張る仕事なんてものもあったのですね(Gänsehirtさんって名字の人いるのかな??)。
ちなみに、ひとつ面白く思ったのが、こちらの職業(?)です。
この言葉。(あちこち)歩き回る人、ほつき歩く人、という意味なので、今でいうバックパッカーのようなことをする人と思うのですが、配信の際に参考にしている翻訳本では、これを「旅職人」と訳しているのです。なんかかっこいい…。笑
行商人みたいな生業でしょうか? どのような人物のお話か、読むのが楽しみです。
*参考*
アプリ版『独和大辞典 第2版』(小学館)
池田香代子訳『完訳クラシック グリム童話』(講談社)
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