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ゲーセン慕情10 「20年ぶり位に知っているゲームセンターに立ち寄った話」

先日機会に恵まれたというか馴染みではなかったけど縁深いゲームセンターに寄ることが出来たので、その時のタイムスリップおじさんの困惑と喜びを語っていきたいと思います。

こちらのお店は「GIGO(ギーゴ)」と言って元々はみんな大好き?SEGA(セガ)が運営していた旗艦店の一つでした。

たしか私が学生の頃から運営されてた様な気がします。なんというか、地域のシンボル的なイメージを持ってましたし。

現在は運営会社も代わってそこに至る様々なエピソードもあるのですが、既に界隈を離れて久しくにわか知識解説になるのでこの辺りはバッサリ割愛しておきます。

お店に訪れるのは20年ちょい前に私が遊んでいた電脳戦機バーチャロンシリーズのアーケード最終作「バーチャロン フォース」の大会が開かれた時以来でしょうか? お声がけ頂いたので同じく一線を退いていた兄貴分と思い出づくり(笑)も兼ねて賑やかし要員として参加した事を覚えています。

たしか二人してスーツ着込んで「チーム残業リーマンズ」とか名乗りつつ操作やルールの理解は怪しげながらOMGの二人プレイ版やろ? いけるいける!とやけっぱちの様なノリで突貫しましたね。

会場で二人だけスーツ
着てたからまぁ浮いてた


会場ではマイクパフォーマンスで紹介されたり、番狂わせで2回戦もあと一歩のところ迄食いつけたりと兄貴分共々嬉しくも気恥ずかしい体験をさせて頂きました。

で、20年ぶりに訪れた今回もなんの因果かスーツでしたよ(;´Д`) タマタマナンダケドネ

前提として界隈から離れてましたが通りすがりにゲームセンターがあると「どんな変化をしているか?」を確認程度はしていた為、20年以上ぶりにのゲーセン入店・・・という訳では無いです。 まぁ、殆ど寄れては無かったですけど。


さて、店内に入ると早速プライズゲームがお出迎えしてくれます。この辺は昔と同じ・・・ではあるのですがプライズゲームしかない?ですね。


専用品のマットが眩しいぜ!
(自宅に欲しい)


昔はガンシューティングやプリクラとかも置いてあった記憶があります。そういえば当時は物議を醸しだしたF355チャレンジなんかが入口にデデンと置いてあった気も。


プライズ筐体がなんかハイテクな
感じになっとるぞい!


次に2Fに上がります。こちらの建物は3フロア構成なのですよね・・・この辺は変わってないので懐かしい。


女性向けフロア・・・という
くくりも死語かも知れない


1Fに続いてプライズゲーム多数ということでこちらも家族やカップルがメインのフロアですね。照明も1F同様明るいです。ぐらぼまには縁のないエリア(゚д゚)なので素通りします・・・いや、滞在時間も限られていたので。

3Fはこれ迄と一転照明が落とされていてビデオゲーム中心のコーナーになっています。懐かしさもありますが、この暗さは少し落ち着きますね(笑)


シャレオツ(死語)


広々としたダーツコーナーが併設されているのは今時(といってもちと古い?)で新鮮に感じます・・・あれ、当時からあったかな?

暗いけど当時の暗さと違うオシャレ感が暗いのに眩しいです。(この店は元々怪しい暗さではなかったけど)

スーツを洗える位には
洗濯は慣れてるぞ!

さてフロアを回って思ったことは・・・おじさんの遊べるゲームが無いということですね(笑)


遊ぶ前から大破轟沈である(TдT)


おじさんのレンジの狭さが原因とはいえ、大好きな特殊レバーなゲームどころか昔ながらのビデオゲーム自体が殆ど置いてないので居場所がありません。

正確には「艦これAC」の様な積み上げ型?のゲームが多く、ぽっとおためし的に遊べるゲームが少ないというべきでしょうか・・・いや、時間があるなら体験位はしてみたかったのですけどね。

スペースインベーダー
ならなんとか・・・(゚д゚)

正直遊び方よりメンテの仕方を覚えている筐体の方が多いという悩ましい状況です。

たぶんまだメンテ出来るぞ!


そんな訳でうろうろしつつも残り時間が少なくなってきたので来店の証としてちょろっと馴染みがあった体験型ガンシューティングを1回遊んで帰路につきました。

去り際、今更的に気がついたのですがおじさんと同じ空気がする筐体としてこのハウス・オブ・ザ・デッド2がありましたよ・・・おじさんがガンシューを遊ぶのを恨みがましく眺めるかの様な背後に(;´Д`) ゴメンヨ キミニ100エン イレルベキダッタネ

ここだけ2000年前後の空気

さて、おじさんの居場所がなかった「懐かしのゲームセンター20年ぶりの再訪問」ですが、残念だったかと問われればそれはなかったです・・・強いて言うなら「寂しい」でしょうか?

勿論「寂しい」は当時遊んでいたゲームジャンルが尽く無くなっている事や直接の繋がりがなかったとはいえ数々の見知ったコミュニティが消え去っている等を指しています。


何処にでも置いてある
太鼓の達人の安心感よ!
(゚∀゚) ミツケタラ ホットスル ドン


でも何故「残念」と書かれがちなゲーセン再訪問について「寂しい」という表現を用いたかというとあくまで私個人の感想だからです。

逆に私個人の感想を除くとタイムスリップおじさんの居場所(笑)はありませんでしたが訪問して良かったと嬉しい気持ちになりました。

理由はいくつかあるのですが

・綺麗でゲーマー以外も入りやすい店内
・女性客も多かった
・平日の夜だがそれなりに人が遊んでいる
・見たところマナーの良いお客さん

たまたまかも知れませんが店員さんをあまり見かけなかったので基本フリーダムとなりがちなお客さんの行動も基本的には行儀が良い感じなのかなと思います。

おじさんが小型の音ゲー周辺でうろうろしてたら順番待ちしていると思ったのかわざわざ声をかけてくれた若い子もいたりとほんわかする場面もあったりで( ˘ω˘)

当時の熱気を体感した世代には何で?と思われる高評価かも知れませんが、これは私がゲームセンターを歴史として観察している事と店舗側の視点が混じっている故かも知れません。(勿論世代的な気持ちもわかる)

今回の体験を機に書き始めた訳ではないのですが、この辺は後日投稿予定の「昔を知る方が語る最近のゲームセンター(仮題)」を良ければ御一読頂けると嬉しいです。


さらばGIGO!


とにかく追憶が出来る程の思い入れがある店は殆ど残っていないので短くも貴重な時間を過ごせました。(私が仕事で関わった店舗は恐らく全滅)

界隈を離れていた私が言えた台詞ではないですが、思い出の店がまだ残っている方は是非追憶の為、または単純に楽しみの為に機会があればお店に寄ってみては如何でしょうか。

訪れる理由はともあれ、そこで落とすお金、またはそこに人が居る存在感はその店が明日を生き抜く糧となりますので。

20年ぶりの御縁があったゲームセンター・・・立ち寄れて良かった!(゚∀゚)ノシ



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<ゲーセン慕情>
幼少期から積み重ねたゲームセンターに向けての想いを語っていきます。







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