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バトルフィーバーJの戦艦バトルシャークのウェザリング(汚し)のお話

前回に引き続き今回もかなり昔の特撮バトルフィーバーJですよ。

幼少期に観たバトルフィーバーJですが、特に印象に残っているシーンというか要素があります。それは・・・

ヒーロー達の母艦となる戦艦バトルシャークのウェザリング(汚し)処理です!(;´Д`) マタヘンナコト イイダシタ


なんというか、幼児(当時の私)にとって正義のヒーローというものは清く眩しい存在ですから白い巨体を見ればピカピカなメカを想像するじゃないですか。

でも・・・恐らくバトルシャークに限らず多くの特撮メカでは汚れを隠さずというか、世界とはこういうものだよという現実を見せるというか、とにかくピカピカなマシンは少なかったような気がします。

その中でもこのバトルシャークは幼児が「明らかに汚してる!」と意識した初めてのメカでした。

巨大さも感じますよね

本当に存在するのではと思わせるそのリアリティに幼児の心は鷲掴みされ、特撮番組以外の番組を観せようとする大人達に珍しく反抗(笑)し、チャンネル権を確保した記憶すらあります。

その汚しの美しさ(謎の日本語構文)に加えて搭載しているバトルフィーバーロボを出撃させる際の蒸気が吹き上がる演出等、もはや自分の中の主役はバトルシャーク一択です。

海底基地ビッグベイザーからの出撃シーンも見逃せないですね。

海外含めて当時の制作者は皆
何かに取り憑かれたように海底に
基地を作ってましたね(笑)
 

大人達も折れたのか、何かの祝で欲しいものを聞かれた際にバトルシャークを挙げる幼児の要望を受け入れてくれました。バトルシャークの玩具は大雑把に2種類あったのですが高い方の玩具には「怪人製造機」というちょっとグロめのソフトビニール製の玩具がついており、当時の私はこれがどうしても生理的に受け付けず結局はそれがついてない安い方の玩具を買ってもらいました。(お店で怪人製造機だけいらないと抵抗もしたw)


玩具もこのバトルフィーバーロボの
シュートシーンのギミックに注力してました


高い方はサイズや機能も大きく、バトルフィーバーロボのしっかりとした玩具迄つく豪華版だったのですが幼児の注目はバトルシャークでしたので特に問題はありませんでした。

寧ろ幼児の小さな手には丁度良く、大人達も財布のダメージが減少し、高価格商品は逃したものの一先ず商品が売れた玩具屋さんと三方良しな結果です。

ターゲット層の子供達から熱烈に歓迎されたヒーローメカ達。大人達の熱意と打算(笑)、子供達の無邪気な憧れが生み出した夢のマシン達はきっとその巨体を汚しながらも今も空想の世界を駆け巡っているのでしょうね( ˘ω˘)



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<サブカルざんまい>
サブカルチャー的なものを中心に緩く語っています(゚∀゚)


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