《65》【読書感想】具体と抽象(細谷功)
こんにちは、田中梓です😃
今日は文章のクリエイターにとって衝撃的な本を紹介します。
この本は、誰にとってもわかりやすい文章(解説記事など)を書く人より、言葉を作る人(コピーライターなど)は、絶対読んでおいて損はないと思います。
すべての言葉は具体化・抽象化できる
「もっと具体的に話して!」など言われる機会が多いからか、具体的=善、抽象的=悪というイメージを持っていました。
しかし、この本を読むと、抽象に対する考え方が変わります。
抽象化することで、新しい言葉を生み出せたり、類似で人気が出そうなコンテンツを再現できたりすることができます。
1つのワードで具体化と抽象化を繰り返す練習をすると、文章の幅が広がると感じました。
具体化・抽象化は日々の会話でも役立つ
「具体と抽象」は、決してライターだけではなく、誰にとっても役立つと思います。
具体と抽象は、簡単に言えば以下のように定義されます。
双方で解釈の違いが無いようにしたい場合は具体的に、自由に相手に解釈してほしい場合は抽象的にするといいそうです。
たとえば、Aさんと接点が無い友人に対して、「昨日Aさんから電話があって~」というように話し始めると、相手は置いてけぼりになってしまいますよね。
このような場合、Aさんという具体的な名前ではなく、「私の友達」というような抽象的なワードにすればOKです。
話し相手の”Aさん”のイメージはフワっとしたものになるでしょうが、大切なのは「友人の話をしたい」ということが伝わる点です。
一方、相手の解釈があいまいで抽象的になっている状態をクリアにするには、具体的に説明する必要があります。
小さな子どもは、親に「〇〇って何?」とよく聞きますよね。
たとえば「時計」って何?と聞かれたら、時計のビジュアルや役目などを少しずつかみ砕いて説明するでしょう。
相手の解釈を広げたいか狭めたいかで、具体と抽象は使い分けるといいと思います。
具体化と抽象化の力を身に付けると、コミュニケーションがスムーズになるはずです。
この本を読むと、まだまだ具体と抽象の概念を理解する必要があると感じました。
ライターとしてのスキルアップのためにも、もっと読み込んでいきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました😃
今後ともよろしくお願いします✨
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