マガジンのカバー画像

ふらり、バリ~南国スナップ紀行

7
運営しているクリエイター

記事一覧

ビーチ~バリのざわめき

ビーチ~バリのざわめき

❀ 南国スナップ紀行 その1 ❀

 思いがけないお誘いがあり、初めてバリ島を訪れた
一生縁がないと思っていたビーチリゾート
その心地よさにしばし酔いしれた
好きなカメラで、印象深いシーンを切り取ってみた
まずは、ビーチから

島の西側、クタ、レギャンはサーフィン天国
インド洋の荒波がドドーン
果てしなく続く砂浜に響く

ちょっとだけサーフィンやってみました
生まれて初めて
一瞬、立てた?ような

もっとみる
街角~バリのにおい

街角~バリのにおい

❀ 南国スナップ紀行 その2 ❀
バリ島の中心デンパサールから観光客でにぎわうウブドへ
ひとたび街に入ると
猛烈なアジアの混沌に目が回る

バイクの海を車が走る
ここでは数センチあれば割り込みすり抜ける
日本の感覚ではとても無理
観光客もレンタルバイク移動するのが普通とか

ウブドの中心
あふれるバイク、車、観光客
警官が交通整理をしているところはあまりない

レンボガン島でも
主役はバイク
中学

もっとみる
食べる~バリをバリバリ

食べる~バリをバリバリ

❀ 南国スナップ紀行 その3 ❀
何でもうまい
お米の国だから? ナシゴレン(焼き飯)がうまい
いや、ミーゴレン(焼きそば)もうまい

サテ(つくねの串焼き)がうまい
焼き鳥、焼き肉
くせのないBINTANG(ビンタン)ビールが進む

夜市はB級グルメの宝庫
腹一杯食べて
飲んでも何百円の世界

ガイドの家でバーベキュー
魚を焼く
ヤシがらの炭がほのかな香りを付ける

メーンはバビ・グリ
子豚の丸

もっとみる
夕日~バリの静けさ

夕日~バリの静けさ

❀ 南国スナップ紀行 その4 ❀

みんな浜に集まり、寝そべったり、散歩しながら
落日を見送る
まるで西方浄土をあがめるように

割れ門はバリ・ヒンドゥーの心
世界を切り開くという意味があるという
波音と潮風の自由

夜を待っているのは
人間だけではない
デンパサールの夜空に
数え切れないコウモリが舞う

バリ最南端
バドゥン半島のウルワツ寺院
インド洋の波と夕日はでかい

もし
落日を止めること

もっとみる
リゾート~バリ、うつらうつら

リゾート~バリ、うつらうつら

❀ 南国スナップ紀行 その5 ❀

遠くに潮騒のざわめきと
花のにおい
いたずらっぽい妖精たちの気配

泊まり客の誰かが誕生日を迎えた
花文字で「おめでとう」

プールサイドに
カクテル・シェーカーのリズム

木陰で眠れば
ガムランの調べ
ここは一体どこなのか?

時間を忘れるのではなく
時間を思い出せない

ビールに飽きたら
ワイン
ワインに飽きたらカクテル

カクテルに飽きたら
うつらうつら

もっとみる
祈り~バリの心

祈り~バリの心

 ❀ 南国スナップ紀行 その6 ❀

ヒンドゥーの神々と
祖先の霊と
バリの人たちはいつも一緒にいる

車のダッシュボードにも
ボンネットにも

ビーチの入り口にも
家の玄関にも
四角いお皿のお供えが置いてある

地に置く供物は
ブト・カロと呼ばれる
鬼神への捧げもの

毎日、新しい供物を
捧げ
ひたすら祈る

日常生活に
ヒンドゥーの神々が
御座(おわ)す

神々が御座す

※この項目は『地球の

もっとみる
花~語りかけるバリ

花~語りかけるバリ

❀ 南国スナップ紀行 その7 ❀

ここは花の島
風に乗って
黄色い花びらが降り注ぐ

「あの木は、カンボジアだ」
ガイドに聞くと全部「カンボジア」
本当?

ほのかに甘い香り
朝な夕な
咲いては散り散っては咲く

さっきまでのことは
もう忘れた
夕暮れのビーチに咲く白いハイビスカス

草葺きの屋根のブーゲンビリア
この花と同じ名前の島に
戦争の記憶は深く刻まれている

人間の営みを
見続けてきた

もっとみる