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名古屋→岐阜

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最近の記事

11/3

祝日だが仕事。11月なのに最高25度という予報通り、日中の日差しが強すぎる。車の中だとより逃げ場がない。仕事用のぶ厚いファイルを持ち右の肩に立てかけ、窓から射し込む日光を遮りながら運転。 お昼すぎ、国道41号を北上すると道の先に見えてくるモンキーパークの観覧車と若い太陽の塔。いつも車内で聞く北野誠ズバリ!は「文化の日ということで怪談特集です」とのこと。その接続詞は合っているのか。ビビりなのでしばらく聞いてから東海ラジオに替えた。南下する帰り道は運転席に西日が容赦なく照りつけ

    • 11/1

      近所の裏山をランニング。片道20分。 日が暮れる前に帰ろうと登山道を下っていると、前から登山ウェア姿のお姉さんがやってきた。こんにちは〜と声を交わしすれ違った直後、後ろからボエ〜〜ッという音が聴こえてきた。 ほら貝?いや音の感じからするとオーボエか。立ち止まっていたお姉さんが持っていた水筒は、どうもタオルにくるんだオーボエだったようだ。どんどん小さくなっていくオーボエ音を背後に感じながら山を駆け下りた。

      • 10/26

        小学校の頃同じクラスだったIくん。家も近く、時々一緒に遊んでいた。中学生ってのは学年にひとりかふたりは定期的に骨折しているヤツがいた。Iくんはそれだった。彼が柔道部だったのも要因のひとつなのかもしれない。ある時は腕に三角巾をして待ち合わせ場所の公園に現れ、またある時は松葉杖をついて登校してきた。彼の自慢は、自販機の釣り銭チェックを365日休まず続けているということだった。家から歩いて10分ほどの場所に米屋、酒屋、八百屋などの商店が並んでおり、Iくんはそこにある自販機の釣り銭受

        • 10/20

          帰りは雨。カッパかぶってけったをこぐ。フードの先を伝ってまぶたに水滴が落ちてくる。思わず目を細めると、こちらに向かってくる道の左右に備え付けられた街灯や車のライトの丸い光が縦横にぐにゃりと伸びていく。 よく引っかかる交差点で信号待ち。角にあるホルモン屋はカラオケタイム中で、開放されたドアから交差点まで歌声がダダ漏れである。けったにまたがったまま店内をチラ見すると、ドア寄りの席に座っているトサカ状にせり上がった白髪にワイシャツ姿のおじさんがマイクを握っていた。抑揚少なく淡々と

          10/19

          職場から駅までの道のりはママチャリで片道15分、ぶっ飛ばせば11分。 帰り道、職場を出てすぐの交差点で久々にママチャリに乗るおじさんとかち合った。 おじさんとは帰りの時間帯よく一緒になり、駅の駐輪場までルートも同じ。結果的に並走することになるんだがおじさんの加速力が勝っており、いつも直線でじわじわと差を広げられる。 今日もしっかりリードされる展開。途中、ぼくとおじさんの横をマウンテンバイクに乗った学生風の男が颯爽と抜かしていく。 いやお前関係ねーし。それマシンのおかげだ

          10/16

          通勤途中、国道脇をけったで走る。ここはいつも渋滞気味で、車がとどまることなく往来している。道沿いにはクリニック、せんべい屋、ガソリンスタンド、ラーメン屋などが並んでいる。 四角いビルの間に旧家スタイルの弁護士事務所がポツンと現れる。門から玄関まで続く道の舗装が見えないほど、道の両脇から木々が生い茂っている。何年かここを通っているが人が出入りしているのを見たことがない。 右折信号のある交通量の多い交差点の角にカフェオレ350mlペットボトルが置いてあった。中身は8割方残って

          10/13

          けったで会社出る 前方から来た車にハイビーム当てられイラッ バナナを求めて駅前マルシェと名鉄百貨店を周るが軒並み売り切れ。高価なバナナしか残ってない 電車に乗る。窓際の席で独り言が止まらない尖った靴履いたサラリーマン スーパーのレジ、沢山買い物してる人いると列が進まない、隣の列は研修生がレジ担当だが並ぶ人少ない、どちらが早いのか 路上でリーマン2人がチューハイ飲みながら○億が○億になって…と金の話 全てゲームに参加させられている。むしろ自ら進んで参加しているのか

          10/12

          夕闇の帰路、通りに出てきたじいさんと腕に抱かれた坊やが2人して夜空を見上げており、見上げる先を凝視してたらけったのハンドル操作を誤り、お好み焼き屋前の電柱にぶつかりそうになった。 その先にあるファミマの灯りを通過するとタバコと下水と何かが混ざったようなニオイが鼻先に流れてくる。交差点を左折した先の通り沿いにからあげ屋があり、「伝説のからあげ」と書かれたのぼりが何本も店前に並んでいる。一度入店してみたが、大将は持ち帰り用のからあげを揚げてから袋詰めする間にも「うちのからあげがい

          【名古屋の西なんもない】中島

          国道1号線とあおなみ線の駅が直交している中島。目立つのは物流センターのコンテナ群と中小の工場。1号線沿いのチェーン店。駅の南側には住民の高齢化が進んだ市営住宅。中川区を象徴するような景色だが、昔は駅周辺にいくつも商店街があった、と駅近くの喫茶店マスターが教えてくれた。数年前に商店街のあった場所に唯一残っていたスーパーも閉店し、今はその面影もない。市電が通っていた頃は人通りも多く、通勤客や商談にも使われて喫茶店は立ち飲みが出るほどの混雑ぶりだった。徐々に車社会になり人の流れが変

          【名古屋の西なんもない】中島

          【名古屋の西なんもない】蜆橋

          中川運河に直行する国道1号線に架かる昭和橋、その一本北にある小ぶりの橋が蜆橋である。ここは私の通勤路であり、毎日朝と晩にけった(自転車)をこいで行き来していた。 橋の真ん中に差し掛かるころ北を見るとタワーズ、南を見るとシートレインランドの観覧車が見える。約10年、この橋からタワーズと観覧車の定点観測を行っていた。残業して帰る日にはタワーズや名駅ビル群の明かりや螺旋状に伸縮する観覧車のネオンが遠くからでもよく見えた。 運河の水は汚いし、夏になるともれなく臭い。それでも毎日渡

          【名古屋の西なんもない】蜆橋

          【名古屋の西なんもない】日比野②

          以前朝まで遊んだ帰りに、ごはんをどこで食べようかとけったを走らせていた。日比野駅前の定食屋が開いていたので朝7時頃入店。店の引き戸をガラガラと開けると、充満していた店内の匂いが一気に噴き出してきた。焼酎臭い。店内には10人ほどの客がおり、ほぼ全員のテーブルにいいちこのボトルが置かれていた。おそらく市場の仕事終わりに来た人達だろう。焼鮭がメインの朝定食は美味かった。 駅の北側にある中央卸売市場の周りでは、ラーメン屋のセット小鉢にまぐろの刺身が付いてきたりと、少し探すと美味い魚が

          【名古屋の西なんもない】日比野②

          【名古屋の西なんもない】日比野

          地下鉄だと金山の隣駅になる日比野。名古屋高速の高架で仕切られるようにして駅の東側に国際会議場(センチュリーホール)があり、西側には商店街や住宅が並ぶ。北に行くと中央卸売市場。駅からセンチュリーホールに向かう道はゆるやかなカーブで登り坂になっており、道の両脇は大きめの街路樹で覆われている。新緑の時期はここをけったで駆け下りるのが気持ちいい。栄や金山で遊んだ帰り道、ここを駆け下り交差点を曲がったすぐの公園でおじさんがよく空手の型?の練習をしていた。交差点近くには「イカ焼き、印鑑」

          【名古屋の西なんもない】日比野

          【名古屋の西なんもない】まえがき

          名古屋に10年ほど住んでいたが、その記憶全体がおぼろげになっている。住んでいたのは名古屋の西、熱田区と中川区の間。工場、幹線道路、住宅街が主で観光地も特になく、わざわざ来る場所でもない。引っ越し当初、高架の上を走るあおなみ線から見えた風景は全てが未知であり、四方が遠くまで建物と緑で埋まっていた。ここでどんな場所や出会いがあるのだろうと興奮したのを覚えているが、けったでウロウロするうち脳内に地図が徐々に出来上がってきた。思い出しながら時々書いてみる。

          【名古屋の西なんもない】まえがき

          携帯のメモ

          『コンゴ共和国 バナナの酒 バナナつぶす、水混ぜて放置、数日で発酵』

          携帯のメモ

          PM3:45

          スーパーで腰曲がったじいさんが大量買いしたサクレをボロボロのエコバックにせっせと詰めているのを見ていたら応援したくなった

          PM8:55

          北海道はくもり、東日本と西日暮里は晴れ、沖縄はくもり一時雨の降るところがあるでしょう