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「ゴミ出しをする」と「将来のキャリア」、どっちが大事か、それ比べられますか?(GTDの観点から世の中の「優先順位づけ」について)

極論っぽいですが、世の中でおこりがちなことです。

「比べられないもの」を日々、比べている

「ゴミ出しをする」のは、喫緊の課題ですから生活の中で重要なことです。しかし、「将来のキャリア」だって十分に重要なことです。そこで、その二つを比べられるか?というと返ってくる言葉は、

「それは次元の違う話だ!」

との声。でもこういった「比べられないはずのものを比べる」ことを日々やっていませんか?

例えば、

「返信のメールを打つ」と「より良い業務フローを考える」

「スマホでニュースを見る」と「英語の勉強しないとな」

といったものたちです。そして、こういった場合には、大抵は前者の行動をとりがちです。

「行動」が見えるものと見えないもの

これらの例は、行動が「見えているもの=十分具体的なもの」と「見えていないもの=抽象的なもの」を比べているから起こることです。to doリストを作っている人の多くがこういったものを列挙してしまい「見えていないもの」がより多くリストに沈殿していってしまいます。

そしてこのタスクの「沈殿」が起こると、リストを見るのも嫌になってきてしまい、リスト管理が嫌になってしまいます。

比べたければ、まずは行動が見えるくらいに「具体・明確」に

本当に行動の優先順位をつけるのであれば、それがわかるくらいに「具体・明確」なものにしておき、比べる必要があります。

「返信のメールを打つ」と「上司と話し合う日程を決める」

「スマホでニュースを見る」と「学習アプリを開く」

こういった並べ方をしておけば、まだ比べることができるかもしれません。

重要度は「ゴール・望む結果」まで見えたら、選びやすい

ただ、まだ行動だけでは優先順位をつけて選択をするのは難しいかもしれません。そんな時に、役立つのが、「ゴール・望む結果」を明確にしておくことです。例えば、

「返信のメールを打つ(ゴール:お客様との日程調整が完了していること)」と「上司と話し合う日程を決める(ゴール:業務フロー改善のための会議を実施していること)」

「スマホでニュースを見る(ゴール:特になし!)」と「学習アプリを開く(ゴール:半年後の海外出張で英語が使えること)」

こういった「行動とゴール」のセットを作ることで、より自分の抱えている物事の優先順位がわかるようになるはずです。そして、この考え方がGTDの「Step2:見極める」であり、「Step5:選択する」という部分にあたります。

完璧にこなさずとも、まずは自分が「抱えているもの」についてこういった見方・考え方をしてみるとヒントが得られるかもしれません。




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